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【劇評320】人間の根源的な欲望をいかにみせるか。森田剛、三浦透子の『ロスメルスホルム』。

¥300

ロスメルスホルム観劇

渋谷演劇部

メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(156)-(160)

『ロスメルスホルム』 TBS/サンライズプロモーション東京

11か月前

新国立劇場でロスメルスホルム鑑賞。得体の知れない重圧に囚われて先へ進めない男女の物語。窓からの光と内装、調度品、衣装の色使いがよく、全てが絵画のよう。とにかく画作りが素晴らしかったです。もちろん演者さんの熱も。 終わってから新宿へ。高島屋前の空もいい具合。青が印象的な一日でした。

言葉による決闘。イプセン劇に正面からぶつかっていく森田剛と三浦透子を眩しく見た。 『ロスメルスホルム』(栗山民也演出)国家や民衆のためという大義。現在から抜け出たい欲望のせめぎあいに打ちのめされました。