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通勤時間が長いのは仕方ないんだけど、失うものは大きい。

日々の仕事でリモート勤務が多かったのですが、最近久々に出社しました。

通勤時間は、往復2時間。

定常勤務時間と合わせると、9+2=11時間、家を離れなければいけません。

家族との時間がたったの2時間。

毎日通勤している人からすれば、当たり前の話なんだけど、

家族がいるぼくにとっては、一日の半分が仕事を占めると、家族との時間はとれても2,3時間。

息子との時間は、朝起きて『おはよう!じゃ、行ってくるね!』とこえをかけるだけ。

出社ばかりしていた頃は、たまに『なんのために仕事をしてるんだろう』って悩むことが多かった。

家族との時間を取れるのは今だけ。

『今、家族の時間を取ろうとしなければ、将来いつかその時間を取りたくても取れなくなるときが来るんだよな』、と痛感させられることがある。

①自分の両親が反面教師

ぼくの両親は、ぼくが小さい頃から父が単身赴任で、母は自分のお店を切り盛りしながら、ひとりでぼくを育ててくれた。

ぼくが大学生のとき、父が定年退職して実家に戻って来たが、

その後、長期休みで実家に帰ると、家庭内別居になっていた。

昔から、母はひとりで何でもしてきたこともあり、急に自分のテリトリー(家)に父が入り込んできて、つらかったそう。

父の気持ちも、母の気持ちもわかるぼくには、どちらの味方にもなることができず、ただ『自分が家族を持ったら、こうなりたくはないな』って思いだけが強くなっていた。

離れているがゆえに、夫婦でお互いの気持ちに寄り添う習慣がなくなって、『家庭内別居』という形になったのかもしれない。

②今家族と向き合わなければ、今後家族と過ごしたいと思っても、過ごせなくなるかもしれない

2歳の息子は、自我が芽生え始め、体力もついてきたことで、ぼくたち夫婦どちらかだけでは、なかなか思うようにいかなくなってきている。

だから、転職したり、仕事をやりくりしたりして、できるだけリモート勤務に切り替え仕事の合間に家の出来ることをやるようにしている。

おかげで息子や奥さんとの時間は、少なからず取れるようになった。

もしこれが毎日出社だったら、

息子との時間はいつまでもとれず、いつの間にか大人になって親元を離れるし、

奥さんはひとりで育児も家事も何とかすることが当たり前になり、むしろ『ひとりでやることのほうが気が楽』になっていたかもしれない。

もしそうなってたとしたら、息子がぼく達夫婦の元を離れたとき、奥さんはぼくと二人で快適に過ごすことができるのか。

両親の実例のことを踏まえると、それは絶対にない。

今できることの積み重ねが、未来のやりたいことに繋がっていくと思うんだよね。

後悔したくないから、今出来ることをやる

『家族との時間を大事にしたい』

それは、思っているだけではなかなか奥さんにも息子にも伝わらない。

仕事が忙しくて、『あとであとで』、『明日やればいい』と、大事な家族を後回しにしていると、あとで自分が家族から後回しされることになる。

そう考えると、家族のために今できることをただがむしゃらにやるだけなんだよなと感じる。

最初は、何もかもが初めてなことばかりで慣れるまでが大変だったけど、

『家族との時間を大事にしたい』という思いが伝われば、お互いを思いやる行動に変わっていき、お互いを楽にしてくれる結果をもたらしてくれる。

だから、いまできることを。





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