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今回のおすすめ本 アリストテレス『ニコマコス倫理学(下)』

みなさんこんばんは📚
今回おすすめするのは、アリストテレス『ニコマコス倫理学(下)』という本です!

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 本作はアリストテレスによって初めて「倫理学」が学問的に体系されたものを記し、人間の本質を明らかにしていきます。本作は前作に引き続き第10巻あるうち第7巻〜第10巻までが収録されています。 


 本作は「抑制と無抑制」「快楽」「愛」に焦点を当てて書かれています。特に三つ目の「愛」に関して深く取り上げてあります。「あらかじめ容姿に快楽を感じなければ何びとも恋愛はしない」(p.159)とあるように、現在でも多くの人にとって恋愛の入り口は見た目から入りますよね。どれだけ内面が大事と言っても、見た目がある程度よくなければ内面を見てもらえないのが現状だと思います。しかし、ただ見た目がいいからといってすぐに恋愛するわけではなく、一定の時間を過ごすことが必要となり、その間に関係が壊れてしまいがちなところが難しいですね。

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