川田修(Osamu Kawada)

出版企画グループ「リベルタ・パートナーズ舎」代表。徳間書店・元執行役員。業界歴37年「出版界のおやっさん」。書籍のプロデュース、企画立案、編集、マーケティングまでトータルに手掛ける。小説とお酒が大の好み。東京と九州、デュアルライフ。オスの茶トラ猫と暮らす。ピアノ弾き語り練習中。

川田修(Osamu Kawada)

出版企画グループ「リベルタ・パートナーズ舎」代表。徳間書店・元執行役員。業界歴37年「出版界のおやっさん」。書籍のプロデュース、企画立案、編集、マーケティングまでトータルに手掛ける。小説とお酒が大の好み。東京と九州、デュアルライフ。オスの茶トラ猫と暮らす。ピアノ弾き語り練習中。

マガジン

  • 編集長24時間366日

    出版プロデューサーであり、書籍編集長である一人の人間が日常活動の中で何を考え、どのように仕事をしているのかをリアルに書いていきます。

  • シン・出版大全~幸せな出版をするために知っておくべきこと

    自分の本を出版したい方、出版に興味のある方のための基礎知識を述べる連載です。出版業界事情、出版へのロードマップ、企画書の作り方、本の売り方など、出版にまつわるAtoZを書いていきます。

  • 3人の猫~猫的生き方の研究

    私とパートナー、猫のイチの3人の生活から、見えてくるもの。そして、理想的な「猫的生き方」を探っていきます。

最近の記事

【癒しフェア、気になる方へ】

今年も来ましたね。 「癒しフェア」の季節が。 “心とカラダそして地球にやさしい、 癒し関連の商品・サービスが 一度に体感できるヒーリングビジネスショー”という謳い文句のとおり、 毎年数万人が参加する大イベントです。 ここで、私の知人でカラオケ仲間である(笑) ハッピーお笑いヒーラー・マリエルさんが登壇します。 講演テーマは「スピリチュアルな世界を味方に付ける3つの方法」。 3つならできそう。 気になりますよね。 <日時> 11月30日(土) 13時15分~13時45分

    • 【出版のリアル18】情報発信でマーケットリサーチ

      SNSやブログ、メルマガなどでの情報発信。 出版企画にしたいあなたの専門分野のことを 記事にする場合。 ネタはいくらでもあるでしょう。 本に書きたいことを1項目ずつ、 あるいはさらに細分化して書いていく。 そして、反応が良いものを さらに深堀りして書いていく。 そうすることで、 本の内容のマーケットリサーチになりますし、 記事が本の元原稿になります。

      • 【出版のリアル17】あなたの出版ストーリーを発信しよう

        SNSやブログ、メルマガなどでの情報発信。 出版の件の発信を出版社がOKしたら、 即始めましょう。 ネタはいくらでもあります。 出版が決まった。 打ち合わせした。 コンセプトはこれ。 執筆開始。 逆に、執筆に行き詰まっている。 執筆終了! タイトル案がきた。 カバー案ができた。 アンケートをとってもいいです。 発売日決定。 校了! クラファン、Amazonキャンペーンやります。 Amazonランキング1位! 重版しました! …あなたの“出版ストーリー”を思う存分、

        • 【必要なのは気づかいではなく、気くばり】

          ベストセラー作家が自ら新刊を語るライブ番組 「著者フェス!Saturday」。 今週11月23日(土)朝8時のゲストは、 エレガントライフプロデューサーのMOMOさんこと、 西村僚子(にしむら・ともこ)さん。 ご紹介するご著書は、10月30日に発売されたばかりの 『「気くばり」こそ最強の生存戦略である』(SBクリエイティブ)です。 発売1週間で重版決定と、まさに最強の書籍です。 ふだんの人間関係、“気づかい”に疲れている方もいるかと思います。 でも、MOMOさんがお話する

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          【出版のリアル16】専門分野の発信は即スタート!

          SNSやブログ、メルマガなどでの情報発信。 「何を発信すれば効果的ですか?」と聞かれます。 出版のために情報発信するのですから、 出版企画にしたい分野と 出版に関する全ての動きです。 出版に関して発信するときは、 出版社に断りを入れたほうが良いです。 正式に出版が決まる前に情報発信されるのを 嫌がる会社もあるので。 自分の専門分野のことなら、 出版が決まっていなくても どんどん発信してOKです。 それが出版の際に 実績の一つになりますので、 即始めましょう。 ――――

          【出版のリアル16】専門分野の発信は即スタート!

          【出版のリアル15】まずは好きなSNSから!

          昨日は、出版企画書の書き方をお話する前に、 SNSやブログ、メルマガなどでの 情報発信とコミュニティ活動の重要さに言及しました。 それだけ、現在の商業出版では 著者の「売る力」が重視されています。 自分の好きなプラットフォーム、 お仕事で成果のあったプラットフォームで 定期的な情報発信を始めてみましょう。 どれがいいか迷ったら、 X(旧Twitter)、インスタグラム、YouTubeのどれか、 または全部での配信をとりあえずやってみる。 情報発信の専門家に学ぶのもいい手で

          【出版のリアル15】まずは好きなSNSから!

          【出版のリアル14】発信力とコミュニティを整備しよう

          出版を決意したあなた。 出版企画書をつくり始めると同時に、 やってほしいことがあります。 SNSやブログ、メルマガなど 「自分メディア」を整備し、 コミュニティなど応援してくれる人を 大切にしていくようにしてください。 マスメディアの宣伝効果が低下。 口コミや著者の宣伝力=「売る力」に頼る 出版社が増えています。 企画内容と同等に評価する編集者もいるほどです。 「売る力」は一朝一夕には伸びません。 早めに着手することが先決です。 ―――――――― 商業出版したい方向

          【出版のリアル14】発信力とコミュニティを整備しよう

          【出版のリアル13】企画の独自性とは?

          出版企画には 「独自性(オリジナリティ)」が必要です。 あなたしか書けないこと、 あなたしか知らないこと、 あなたしか伝えられないこと。 つまり、類書と差別化できるポイントです。 あなたは何かの専門家であり、 多くの実績があるはず。 実績の中身、その実績を積むまでの足跡。 この2点は、すべての方がオリジナリティを 持っているはずです。 あなたの独自性を探す旅は、 そこから始めましょう。 そして、他の本に書かれていそうな内容でも、 違う表現であれば、 それはオリジナリティ

          【出版のリアル13】企画の独自性とは?

          【出版のリアル12】テーマに必要な「一般性」とは?

          「一般性」がなければ、 大部数は売れません。 「一般性」があることとは、 多くの人が悩み、不安になり、 解決を求める問題、 あるいは願望です。 一般性のある大テーマとは4つ。 お金、人間関係、健康、そして生き方です。 ベストセラーになっている本は ほぼどれかの範疇に入ります。 あなたのやりたいテーマ・分野を この4つのうちのどれかにすること、 あるいはあなたの専門分野と組み合わせること。 それを考えてみてください。 ―――――――― 商業出版したい方向けに 出版業

          【出版のリアル12】テーマに必要な「一般性」とは?

          【出版のリアル10】1.5歩先のノウハウ、思考法を

          前回の続き。 あなたが本に書ける 思考法やノウハウ、 スキルの「再現性」を 深堀りしてみましょう。 あなたしかできないことでは、 意味がありません。 読者が「私もできそう」と 思える必要があります。 それが「再現性」です。 しかも、欲を言えば 「これは新しい。 これなら私も変われるかも」 と思わせてほしい。 よく「二歩先では、行き過ぎ。 1.5歩先をいく方法やノウハウ」 という表現をします。 キリがないですが、 そういう方法を書き出してみてください。 それが、構成案(

          【出版のリアル10】1.5歩先のノウハウ、思考法を

          【出版のリアル9】それは再現できますか?

          「自分レジェンド」の分析 ――あなたの経歴や仕事、 エピソードを深堀りしてみましたか? 意外と波乱万丈な人生を 送っているかもしれませんね。 でも、そこで満足して止まっては、 本の企画になりませんよ。 あなたの人生遍歴だけを読みたい人は、 ごく一部しかいません。 それ以外の一般の方が読みたくなるような教訓や法則、 ノウハウを抽出する必要があります。 それを「再現性がある方法ですか?」と 編集者は表現します。 あなただけがうまくいく方法は、 本にする価値がないのです。 あな

          【出版のリアル9】それは再現できますか?

          【新規事業開発は、できる!】

          ベストセラー作家の祭典「著者フェス!」。 そのWeekly版として、 毎週土曜日朝8時から「著者フェス!Saturday」を Facebookグループ等でライブ配信しています。 話題の本の著者をゲストにお招きして、 ご著書のエッセンスを語っていただこうという趣旨です。 今週11月16日(土)のゲストは、“カリスマ経営参謀”として著名な山崎伸治さん。 ご紹介するご著書は、10月30日発売の『実施する順に解説!「新規事業開発」実践講座』(日本実業出版社)です。 今回の出版にあた

          【新規事業開発は、できる!】

          【出版のリアル8】あなたのレジェンドを探せ!

          出版企画を決めたら、 深掘りする作業が必要です。 深掘りするのは、 「あなたのレジェンド(伝説)」。 要するに、企画に沿った自己分析と棚卸しです。 “レジェンド”ですので、 良いエピソードも悪いエピソードも全て。 その時のあなたの感情。 あなたがとった行動。 気づきや教訓、法則。 そういったものも書き出してください。 頭の中で考えるだけでは、 ダメです。 必ず文字にしましょう。 だって、本は基本的に文字で 表現するものですから。 いきなり文字にするのが面倒なら、 話し

          【出版のリアル8】あなたのレジェンドを探せ!

          【出版のリアル7】類書との差別化を!

          あなたの企画の独自性。 出版する価値。 類書研究で一番大切なのは、 その点を見つけること、 言葉として表現することです。 類書と同じ内容、 切り口では出版する価値がありません。 「類書とはここが違う、 ここが差別化できる」 ――このように理論武装しないと、 出版社や編集者は納得しません。 自分のコンテンツを精査して、 必ず差別化ポイントを見つけましょう。 ―――――――― 商業出版したい方向けに 出版業界事情、心構えと準備、 企画書作りから、執筆・宣伝ノウハウまで、

          【出版のリアル7】類書との差別化を!

          【出版のリアル6】類書を丸裸にしよう

          テーマを決めたら、 類書を数多く読んで、 研究しましょう。 類書とは、 あなたが考えている企画と 同ジャンルの全ての書籍。 できればあなたと同じような経歴、 実績の著者の本が望ましいです。 チェックは、いま売れている書籍、 定評のあるロングランの書籍を中心に。 できれば書店に行って、 どの棚に何冊くらい、 どのように並べられているかも 見てみましょう。 類書には何がどういう順番で 書かれているのか、 あるいは書かれていないのか。 あなたは、何を書けるのか。 何を書くべ

          【出版のリアル6】類書を丸裸にしよう

          【出版のリアル5】あなたが10時間以上話せることは、何ですか?

          あなたが10時間以上話せることを 本のテーマにしましょう。 ライターがあなたを取材して 本文10万文字を書くときに 必要なインタビュー時間が、 10時間以上と言われているからです。 テーマ決めを厳密にやるなら、 もちろん詳細な自己分析や コンテンツの棚卸しが必要です。 でも、それってかなり面倒ですよね?(笑)。 ですので、 仮に10時間以上話せることをテーマにして、 書き出してみてください。 素材はいくらでもあるはず。 それが企画決めの第一歩になります。 ――――――

          【出版のリアル5】あなたが10時間以上話せることは、何ですか?