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編集長24時間366日

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出版プロデューサーであり、書籍編集長である一人の人間が日常活動の中で何を考え、どのように仕事をしているのかをリアルに書いていきます。
運営しているクリエイター

記事一覧

【出版のリアル21】仲間と応援し合える関係をつくろう

前回までに申し上げましたが、
コミュニティが、あなたの本を広げる
起爆剤になります。

自分で主宰するコミュニティを
持っていない人は、
出版限定の応援グループを
立ち上げましょう。

Facebookグループや
LINEのオープンチャットが
最近の主流です。

主宰していなくても、
所属するコミュニティがあれば、
そのメンバーの力を借りましょう。

常日頃から協力し合える関係を
つくっておくのが

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【出版のリアル20】コミュニティを大切に

SNSやブログ、メルマガなどでの情報発信。
それと同時に始めてほしいのが、
コミュニティの育成と
メンバーの“ファン化”です。

狙いは、本の売り上げの初動数字をつくり、
出版情報を拡散してもらうこと。
その意味では、
あなたが主宰している有料コミュニティが
最も頼りになります。
すでにあなたのコンテンツを有料で購入し、
ファンになっている可能性が高いですからね。
あなたを応援してくれる基盤がすで

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【出版のリアル19】情報発信は定期的に継続を!

SNSやブログ、メルマガなどでの情報発信。
出版のために始めたのでしたら、
ぜひそのまま続けてください。

毎日とは言いません。
定期的に継続することが大切です。

それが、あなたの専門家・著者としての
信頼感・信用を増していくことであり、
ファンを増やしていくことにもなります。

あなたのビジネスや次の出版の際に必ず、
役に立つはずです。

✳︎企画書作りから、執筆・宣伝ノウハウまで――商業出版

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【癒しフェア、気になる方へ】

【癒しフェア、気になる方へ】

今年も来ましたね。
「癒しフェア」の季節が。

“心とカラダそして地球にやさしい、
癒し関連の商品・サービスが
一度に体感できるヒーリングビジネスショー”という謳い文句のとおり、
毎年数万人が参加する大イベントです。

ここで、私の知人でカラオケ仲間である(笑)
ハッピーお笑いヒーラー・マリエルさんが登壇します。
講演テーマは「スピリチュアルな世界を味方に付ける3つの方法」。
3つならできそう。

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【出版のリアル18】情報発信でマーケットリサーチ

SNSやブログ、メルマガなどでの情報発信。
出版企画にしたいあなたの専門分野のことを
記事にする場合。

ネタはいくらでもあるでしょう。
本に書きたいことを1項目ずつ、
あるいはさらに細分化して書いていく。
そして、反応が良いものを
さらに深堀りして書いていく。

そうすることで、
本の内容のマーケットリサーチになりますし、
記事が本の元原稿になります。

【出版のリアル17】あなたの出版ストーリーを発信しよう

SNSやブログ、メルマガなどでの情報発信。
出版の件の発信を出版社がOKしたら、
即始めましょう。

ネタはいくらでもあります。

出版が決まった。
打ち合わせした。
コンセプトはこれ。
執筆開始。
逆に、執筆に行き詰まっている。
執筆終了!

タイトル案がきた。
カバー案ができた。
アンケートをとってもいいです。

発売日決定。
校了!
クラファン、Amazonキャンペーンやります。
Amazo

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【必要なのは気づかいではなく、気くばり】

【必要なのは気づかいではなく、気くばり】

ベストセラー作家が自ら新刊を語るライブ番組
「著者フェス!Saturday」。
今週11月23日(土)朝8時のゲストは、
エレガントライフプロデューサーのMOMOさんこと、
西村僚子(にしむら・ともこ)さん。

ご紹介するご著書は、10月30日に発売されたばかりの
『「気くばり」こそ最強の生存戦略である』(SBクリエイティブ)です。
発売1週間で重版決定と、まさに最強の書籍です。

ふだんの人間関

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【出版のリアル16】専門分野の発信は即スタート!

SNSやブログ、メルマガなどでの情報発信。
「何を発信すれば効果的ですか?」と聞かれます。

出版のために情報発信するのですから、
出版企画にしたい分野と
出版に関する全ての動きです。

出版に関して発信するときは、
出版社に断りを入れたほうが良いです。
正式に出版が決まる前に情報発信されるのを
嫌がる会社もあるので。

自分の専門分野のことなら、
出版が決まっていなくても
どんどん発信してOKで

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【出版のリアル15】まずは好きなSNSから!

昨日は、出版企画書の書き方をお話する前に、
SNSやブログ、メルマガなどでの
情報発信とコミュニティ活動の重要さに言及しました。
それだけ、現在の商業出版では
著者の「売る力」が重視されています。

自分の好きなプラットフォーム、
お仕事で成果のあったプラットフォームで
定期的な情報発信を始めてみましょう。

どれがいいか迷ったら、
X(旧Twitter)、インスタグラム、YouTubeのどれか、

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【出版のリアル14】発信力とコミュニティを整備しよう

出版を決意したあなた。
出版企画書をつくり始めると同時に、
やってほしいことがあります。

SNSやブログ、メルマガなど
「自分メディア」を整備し、
コミュニティなど応援してくれる人を
大切にしていくようにしてください。

マスメディアの宣伝効果が低下。
口コミや著者の宣伝力=「売る力」に頼る
出版社が増えています。
企画内容と同等に評価する編集者もいるほどです。

「売る力」は一朝一夕には伸びま

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【出版のリアル13】企画の独自性とは?

出版企画には
「独自性(オリジナリティ)」が必要です。

あなたしか書けないこと、
あなたしか知らないこと、
あなたしか伝えられないこと。
つまり、類書と差別化できるポイントです。

あなたは何かの専門家であり、
多くの実績があるはず。
実績の中身、その実績を積むまでの足跡。
この2点は、すべての方がオリジナリティを
持っているはずです。
あなたの独自性を探す旅は、
そこから始めましょう。

そし

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【出版のリアル12】テーマに必要な「一般性」とは?

「一般性」がなければ、
大部数は売れません。

「一般性」があることとは、
多くの人が悩み、不安になり、
解決を求める問題、
あるいは願望です。

一般性のある大テーマとは4つ。
お金、人間関係、健康、そして生き方です。

ベストセラーになっている本は
ほぼどれかの範疇に入ります。

あなたのやりたいテーマ・分野を
この4つのうちのどれかにすること、
あるいはあなたの専門分野と組み合わせること。

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【出版のリアル10】1.5歩先のノウハウ、思考法を

前回の続き。
あなたが本に書ける
思考法やノウハウ、
スキルの「再現性」を
深堀りしてみましょう。

あなたしかできないことでは、
意味がありません。
読者が「私もできそう」と
思える必要があります。
それが「再現性」です。

しかも、欲を言えば
「これは新しい。
これなら私も変われるかも」
と思わせてほしい。

よく「二歩先では、行き過ぎ。
1.5歩先をいく方法やノウハウ」
という表現をします。

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【出版のリアル9】それは再現できますか?

「自分レジェンド」の分析
――あなたの経歴や仕事、
エピソードを深堀りしてみましたか?
意外と波乱万丈な人生を
送っているかもしれませんね。
でも、そこで満足して止まっては、
本の企画になりませんよ。

あなたの人生遍歴だけを読みたい人は、
ごく一部しかいません。
それ以外の一般の方が読みたくなるような教訓や法則、
ノウハウを抽出する必要があります。
それを「再現性がある方法ですか?」と
編集者は

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