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AIはライターの仕事を奪うか?
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
先日、冬木糸一さんの「SF超入門」ダイヤモンド社を紐解いたのを皮切りに、SF作品やAI関連の本が目に止まりがちな今日このごろ。
Webライターとして仕事をしている手前、ライバル企業の記事の他、文章生成AIなどとも時には戦いを強いられる。
実際に、最近のGoogleさんは、AIによって複数の記事をピックアップし、「AI による概要」として強調スニペットよりも先に表示している。
さらに、ChatGPTよりも優れた文章を書かねばならないなど、AIはWebライターの仕事を奪うのではないかと、恐れられている説もある。
まるでSF作品のように、AIと人類が対立する未来しかないのだろうか。
そんな中、会社の図書スペースにあったLOVOT 開発者の林 要さんの「温かいテクノロジー」ライツ社を紐解いた次第。
必ずしも「効率性」や「利便性」のために生み出されたわけではないLOVOT。慈しみや思い入れ、ロボットはペットのように癒やしの存在になるか(そもそもペットと何が違うのか)などに触れる。
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また、人類にとってロボットやAIといったテクノロジーは、私たちの将来を脅かす存在になるか否かについても語っている。
2045年、AIが人類の脳と同等以上の情報処理ができるとされる「シンギュラリティ」が起これば、人類は駆逐されるのではないかと。
まるで藤子・F・不二雄の「ドラえもん のび太とブリキの迷宮」の如く、発明家ロボットのナポギストラーが、人間を滅亡させようとしたように。
しかし林さん曰く「そもそもロボットは人類にとって代わろうとはしていない」と語る。
なぜならロボットは、無機物ゆえに、新陳代謝・自己治癒ができないからだ。修理には多くの人類の助けを必要とするからだ。
ロボットにとっては、そもそも人類と共生するのが唯一の生き残る道であり、人類とテクノロジーは(少なくともロボットにとっては)運命共同体なのです。
構造が全て機械や部品でできているロボット。人間と違って一つの機能が弱まっても、他の機能が補ってくれるわけでもない。
(それゆえに、出荷前に不具合が生じて部品が外れたにも関わらず、しっかりと機能している「ドラえもん」は凄い技術なのだと)。
AI(人工知能)も似たようなもので、人工物の中でしか存在できないもの。その人工物が壊れたら、修理するのは人間であるため、やはり運命共同体なのかもしれない。
それこそ、「ドラえもん のび太とブリキの迷宮」くらい、全てがロボットだらけの世界にならない限りね。
とは言え、テクノロジーが人類を駆逐しないとしても、危機管理は持っておくべきだと考える。
今のところ、文章生成AIが書いた記事は、Googleさんから評価されにくいとされている。しかし、今後生成技術が向上すれば、どこまでがライターの手によるものなのか、判断しにくくなる可能性は大いにある。
ChatGPTと比べたら、様々な情報をひとまとめに要約する技術や、アイデア出しに関しては、既に人類のスピードよりも遥かに早い。
しかし、ロボットやAIのように合理的ではなく、型破りなことができることこそ、人類の強みだとも語る。
人類は、なぜか1つの可能性に賭けようとします。これこそ、AIにはできない選択です。それがAIにとって、とても新鮮なのです。模範解答の外に広がる世界は、とても広いのです。
前出のGoogleさんの「AI による概要」は、たくさんの記事をピックアップして、「みんなが言っていることは概ね正しい」という帰納法によるもの。
しかし、誰も語っていないけれども、もっと良いアンサーを提示することができるのは、AIではなく人間であり、Webライターの仕事であろう。
つまるところ、日々勉強なのだ……。
話は変わるが、昨日の記事でnoteの連続投稿が800日目を達成した次第。
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仕事でもWebライターとして記事を書き、仕事が終わった後や休日にも記事を書く。もしかしたら変な奴かもしれない。
少なくとも、それだけ「書くこと」が「好き」なのだ。
根本的に「好き」「楽しい」「(根拠もなく)得意だ」という気持ちがあるからこそ、その道にのめり込んでいった面があるのではないでしょうか。
「好き」の原動力はとてつもなく強い。
紆余曲折して今のWebライターの仕事にたどり着いた者にとって、その力は非常に実感している。
まだまだ、成長し続けますよ。それではまた次回!
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