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今日の自分に「△」を。
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
平素はWebライターとして働き、休日は読書会を主催している人。noteも毎日投稿を続けており、何だかんだやることが多い。
週末の読書会に向けて、今読んでいる本を読み終えたい。でも仕事の勉強もしたいし、読書会運営に関わる細々とした作業もしたい。
あれやこれや、ちょっとずつ手を付けては、一日が終わる。幸いなことに、夜通し頑張れる生き方はしていない。
だけど、「◯」か「✕」かで考えたら、1つできなかったことがあったので、「✕」寄りであるとも思わなくもない。
そんな時に、会社の図書スペースで借りた松浦弥太郎さんの「仕事のためのセンス入門」筑摩書房にて、いい言葉を見つけた次第。
「まあまあ」、「どちらでもない」という価値に自分を置いてみておくことがよいときもあり、それもひとつのセンスだろうと思っています。
「成功(◯)」と「失敗(✕)」の中間には、あいまいな「△」があって、その評価もまた大事だと。
かつて「自分の名前で稼げるようになりたい!」と躍起になっていた頃、行動の指針は「〇」か「✕」しかなかった。
目標を達成したとか、自分との約束を守るとか。日々やるべきことをやるとか。
もちろん、大きな目標でなくても、取り組んでいることを小さく細切れにして、毎日の自分に「〇」をつけること自体は大切である。
例えば、「参考書を1ページだけ読む」「5分だけ勉強する」とか、小さな目標を達成することは、後々大きな目標達成につながる。
その考え方は、國分利治さんの「地道力」PHPにあった。本著では「『△』(
普通)の評価は自分を腐らせる」ともある。
成功できるのは、「◯」と「✕」の答えしか持っていない人です。……成功できない人たちは自分の中に「△」の答えを用意しています。
だけど、改めて思うと、自分にとっての「成功」ってなんだろう。
真面目な話。歳を重ねても読書を楽しめる御老体になれれば、私としては充分過ぎる「成功」かなと考えている。
前出の「地道力」では、出世や昇格、起業といったビジネスにおいて成功するために、といった価値観が前提にある。
それゆえに、「何でもいいから結果を出す」とか「限界をつくるな」とか、とにかく数を当たる的な考え方も多い。
もっとも、昔はそういう成功を望んでいたから、今でも本棚に残している本ではある。
だけど、改めて振り返っても、自分の望む「成功」って、大金持ちになるとか、ビジネスでの成功とか、そういうのではなかった。
本が読めれば住む場所なんぞ四畳半で充分だし、収入が上がったとて、欲しいブランドややりたいこともないわけで。
もちろん、こういう低空思考は、将来の自分が困ることになるってのは、理解している。
本著の松浦弥太郎さんも、将来を見据えて「リスクを管理する」べきであり、将来起こり得ることに「心配性な自分」でいるとも述べている。
だけど私は、今困っていなければそれで充分だと思っちゃう人。だからこそ、その指針で人生を選択肢しているとも言える。
話がだいぶ逸れたが、無理に今日一日を「◯」か「✕」かで評価しようとせず、ときには「△」でもいいんじゃないのかって。
それくらい、自分に寛容で生きているのが、私の行動指針なり。それではまた次回!
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