薬剤師人生を変えてしまった、Mさんのデトックス
便秘が原因で、救急車で運ばれた薬剤師Mさん(37歳)女性のデトックス日記は、とても興味深いものがありました。
日頃から便秘がちで、市販の便秘薬を常用していましたが、腸内環境を乱し炎症を起こしてしまったことから、食事でなんとか治そうと薬を止め頑張っていたそうです。
ところが努力の甲斐なく、便秘は一向に解消されず1週間に1度出るかどうかという状態にまでなってしまったそうです。
1年ほど経ったある日の朝、激しい腹痛と頭痛に襲われ一人暮らしの彼女はどうすることもできず、困り果て救急車を呼んだそうです。
診断の結果は、なんと「便秘だった」というのです。
以前デトックスプログラムを実践されたクライアントさんからのご紹介で、Mさんにお会いすることになりました。
聞くところによると、薬剤師さんも医者も栄養学に関しては、一般の方と同じ程度の知識しかなく、予防という概念は低いとのことでした。
驚くことに、解剖学やウイルスや病気と薬の勉強はしても、食や栄養のカリキュラムはほとんどないそうです。
その当時の生活を伺ってみると・・・・
お忙しいお仕事なのでゆっくり食事をする時間も確保できなくて、手っ取り早く済ませられるコンビニ弁当やラーメン、ファストフードがメインの食生活で、夜はワインにチーズやパスタといった具合。
明らかに野菜が圧倒的に少ないですし、タンパク質や食物繊維も大幅に不足していました。
便秘だけではなく、疲れやすかったり、偏頭痛がしたり、痩せにくく下半身太りだったりと様々な不調が起きていたようですがあまり気に留めていなかったそうです。
Mさんの場合、腸活プログラムに重きを置くのですが、長年便秘だったために腸で発生した毒素が血液を通して身体中に蔓延していると思うので、出来る限りの毒出し最速で行ってほしいと思いました。
最初の2週間で一気に解毒し、その後、腸内環境を整えるため育菌するプログラムをカスタマイズしました。
もちろん同時に、良質の栄養素をふんだんに摂っていただくメニューです。
デトックス中は、毎日「便と尿の回数・色・臭い・体重・体脂肪率・体調」のご報告があります。
好転反応に関しても、少しだるくなる程度でお仕事や生活には支障はなかったとのことでした。
やはりMさんの場合は、腸内環境を整えるのに時間がかかりました。
デトックスを終えてからも実施していただきました腸活プログラムは3ヶ月ほど続けてようやく安定してきました。
腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスは常にせめぎ合いですから、食事指導は継続してさせ頂いています。
具体的には、食物繊維と乳酸菌・ビフィズス菌は一緒に摂らないと意味ないとか、日本には「発酵食品」を積極的に摂るとかです。
毒素は本当に身体の隅々で悪さをします。
本来人間が持っている、消化、代謝、吸収、解毒の働きをする機能を阻害しているのは毒素です。
毒素が入るのは仕方ないのですが、「出せる身体」にしておいたら良いのです。
Mさんのように救急車で運ばれる全然前に・・・・
皆さんの心と身体が悲鳴を上げる前に、気づいてあげて欲しいと切に願わずにいられない事例でした。
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