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生わかめdeしゃぶしゃぶ

正月休みが終わった先週、いつも通りに買い物に行くと、驚くことにわかめの初物が出ていた。

わかめといったら春先に出回るもので、なんとなく初物は2月下旬頃のイメージがあったけれど、まだ年明けすぐである。

あれ、去年もこんなに早かったっけ…?

気のせいかもと戸惑いつつも、その日は買うものが決まっていたので見送って、今日こそは見つけたら買うぞ!と意気込んで出掛けた。

先週「初物」と書かれていたシールが、今週は「新物」に変わっていた。
それにしたってまだ1月前半。温暖化の影響なのか、気のせいなのか、なんなのか。

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わかめというと、カリカリに乾燥したもの(乾燥わかめ)を戻して使うか、塩漬けにしたもの(塩蔵わかめ)を塩抜きして使うのが一般的だと思う。

ちなみに私は、普段はほとんど乾燥わかめ。

そしてどうやら塩蔵わかめってわかめの産地が近くないとあまり出回らないっぽい。
感覚としてはセミドライタイプ。日持ちはするが常温管理はできない。
ただ、乾燥わかめよりは食味が生に近いことから好む人も割りといる。

とはいえ、生わかめはさらに格別の美味しさなのだ。

大人になってから知ることだけど、全国的にも美味しいとされる三陸のわかめが当たり前に手に入る地域に住んでいるので、余計に張り切って食べなければいけない。気がする。

生わかめが出回り始めると、じきに茎わかめ、めかぶが売られるようになる。
茎わかめは酢漬けにして、めかぶは刻んで味を付けてごはんのお供にするのがこの時期の楽しみだ。

わかめのしゃぶしゃぶ、お試しあれ。

今日の晩ごはん

  • わかめしゃぶしゃぶ(長ねぎ、水菜、えのき)

  • はんぺん焼き

  • お刺身

  • ごはん

アツアツに熱した濃いめの出汁に、薄切りにした長ねぎ、水菜、えのき、そして生わかめを思うままにしゃぶしゃぶして食べる。

お出汁の旨味でそのままでも美味しく食べられるし、味変としてポン酢にくぐらせてもいい。

生わかめならではのシャキシャキとした歯触りが心地よくて目尻が下がる。

お刺身は、夫がスーパーで見つけてきた半額のものだけど、色もよくとても美味しかった。

漁師町の家のような晩ごはんとなった。

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