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2024年2月の記事一覧

刀箱の壁掛け施工にあたって

刀箱の壁掛け施工にあたって

新築やリフォームなどで「刀箱」ありきで部屋をデザインして下さる方がとても多いです。
それに際してどのように設置するのが良いかという問い合わせを多く頂きますので、こちらに取付方法や、設置後に配線を見えなくする為のコンセントの設置位置などについてまとめようと思います。

・刀箱の壁かけ施工にあたって刀箱の壁掛けに必要な治具は以下の「エースオブパーツテレビ壁掛金具 PLB-104LB」になります。
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マーク・ザッカーバーグ氏来日。刀のXデーは近いのかもしれない。

マーク・ザッカーバーグ氏来日。刀のXデーは近いのかもしれない。

なんとMeta社の社長であるマーク・ザッカーバーグ氏が日本を訪れているそうでしかも川崎晶平刀匠の元で鍛錬されている動画がXに投稿されていました。
本人のインスタアカウントもこの件について投稿しており、川崎さんの刀も鑑賞された様子。

日本に来日しての日本刀鍛錬。
海外では日本以上に日本の文化がリスペクトされている光景を度々目にしますが、中でも日本刀は人気のジャンルの1つな気がします。

海外で刀を

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刀屋さんに対してギャップを感じた部分

刀屋さんに対してギャップを感じた部分

結構私自身刀屋さんに対してギャップを感じた部分というのがありまして。
中でも一番のギャップが「色々と親切に教えてくれる」という点かなと。

どうも刀を初めて持つような時、刀屋さんをまだ一度も訪れた事が無いような超初心者の時というのは刀屋さんに対して敷居が高そうなイメージは勿論、店主の方に終始無視されて終わりそうとか、騙されたらどうしようだとか、ネガティブな事も色々考えたりもしたのですが…。

現在

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茶器の「へにょん」には意味があるのかもしれない

茶器の「へにょん」には意味があるのかもしれない

使う前は「へにょん」と曲がった形と色味にただ心打たれたのであるが、いざ使ってみるとその形に意味があるのではないかと思うようになった。

まず、この茶碗を90度づつ4つの方向からみると以下のような感じで形が色々変わって見える。

変化があって楽しめるのだが、まず抹茶を立てて飲もうとすると飲みやすい箇所が2箇所に限られる事が分かった。

それが以下の窪んだ位置(赤線部2箇所)である。
水色の角度が内側

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欲しい刀や刀装具がちらほらと出てくる季節

欲しい刀や刀装具がちらほらと出てくる季節

いや、そんな季節はなく年中ちらほら出て来るのですが…。

昨年学んだこと。

①「勢いで買わない」
②「まぁ買っとくか、くらいの気持ちで買わない」

①については、何日も考えすぎる位でも物足りない位という事を最近今まで以上に実感する。
1ヶ月悩んで欲しい気持ちが薄れるものもあれば、3か月くらいして欲しい気持ちが薄れてくるものもある。
なので1ヶ月程度悩んだくらいで長期的に満足の得られる物が買えるか

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日本刀の展示即売会情報(2024年2月~3月)

日本刀の展示即売会情報(2024年2月~3月)

2024年2月~3月に開催される展示即売会の情報をまとめました。
お近くの方、刀や刀装具を探されている方、是非行かれてみてはいかがでしょうか。

尚、個人的にネット等で調べたものですので漏れもあるかと思います。
ご容赦下さい。
また、急な中止、変更の可能性もありますので事前にお店のHPなどをよくご覧になってから行かれるようにしてください。

・2/9~2/18 平成名刀展(平成名刀会)

・2/1

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「googleレンズ」で海外の刀剣本が読みやすい

「googleレンズ」で海外の刀剣本が読みやすい

世の中日々技術が進歩しているようでして。
私が時代遅れなだけだったのですが、実は数年前から「googleレンズ」を使うと外国語の本にスマホのカメラをかざすだけで自動翻訳されるようになっていたらしく。
しかもAR技術を応用しているようで、1回1回撮影して時間をかけて翻訳されるなどのストレスもなく、リアルタイムで翻訳してくれる優れもの。
これにより誰でも世界中の本がサクサク読める可能性があります。

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刀装具の市場規模について

刀装具の市場規模について

刀装具がアート界隈で注目され、刀剣以上に需要が広まる時代がもし今後来るとしたら一体刀業界はどうなるだろうか。
刀装具の価格が上がるとき刀の価格も連れて上がるのだろうか。
刀装具は刀とは違い武器としての特性を持ち合わせていない事から刀よりも親しみ持たれやすい可能性もあり、もしかすると刀装具の人気がある時急に爆発的に上がり刀身側の価値が再評価されるという逆の流れが起こる可能性もあるかもしれない。

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刀の即売会で見たヤバそうな客

刀の即売会で見たヤバそうな客

ヤバそうな客、というのは結構いるのだなと。
ある日本刀の即売会に行って店員さんと刀について話していた時のこと。
急に横から別の50代位の男性のお客さんが話掛けてきたかと思えば、

「この刀、一体原価はどのくらいなんだ?相当儲けているだろう?!原価を教えろ!」

となぜか若干怒り気味の口調。
何かトラブルでもあったのだろうか?と話を横で一緒に聞いていると
どうやら刀は初めて買おうと思い見に来ている様

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拵をつける重要性

拵をつける重要性

昭和60年刊行の大素人第28号を読んでいたところ、「拵をつける重要性」と題した小海次郎氏による興味深いコラムを発見。

詳細は上記を読んで頂けたらと思うが、このコラムで言いたそうな部分を抽出、要約すると主に以下のような感じだろうか。

さてこのコラムが寄稿された時から40年近くが経っているわけであるが、今はどうなのだろうか?
私自身この刀の世界に飛び込んでまだ5年しか経っておらず詳しい事は依然分か

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愛刀の銘を刻んだプレートを製作頂いたら非常に格好良かった件 「太黒銘板」

愛刀の銘を刻んだプレートを製作頂いたら非常に格好良かった件 「太黒銘板」

以前反射しない黒い布、「太黒門」と「無反射植毛布」を使う事で刀や刀装具の写真撮影の背景を削除したような写真が撮れるというブログを書いた。

この素晴らしい黒布を製作している光陽オリエントジャパンさんから、少し前に新しい「太黒銘板(ダークレリーフ)」という製品が発売された。

・「太黒銘板」とは?詳細はこちらを見て頂ければと思うが、簡単に言えば、プレートに反射しない真っ黒な特殊なシートが頑丈に皺無く

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成木鐔⑩ 鉄鐔に人生を捧げた成木一彦氏の経歴

成木鐔⑩ 鉄鐔に人生を捧げた成木一彦氏の経歴

現代鐔工であり鉄鐔製作に生涯をささげた成木一彦(作家名:成木一成)さんの経歴について調べてみました。
現存数についても経歴と照らし合わせながら考察しようと思ったものの、書いていると3時間過ぎてしまって今日まとめるのが辛くなってしまったので明日にまわすことにします。
という事で今日は成木さんの経歴のみまとめました。

尚、経歴については「自家製鋼による鐔つくり(著:成木一彦)」と「企画展鍔の美 鐔工

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土師器

土師器

土師器(はじき)と読むらしいです。
土師器について検索すると以下と出てきます。

部屋に飾る花瓶のような物が欲しいと探していた時に丁度良さそうなものが在ったので買ってみました。直径10㎝、高さ11cmほど。
矢作川(長野県・岐阜県・愛知県を流れて三河湾に注ぐ河川)から上がってきたものとの事。

取りあえずその辺の公園で拾ってきた枝と、赤い実が探してもなかなか見つからなかったので100均で造花を買っ

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