いつでも最高の自分になれる「やる気スイッチ」がつくれる『アンカリング』とは?
今回は、
私が人生やビジネスで成果を出すために
大切にしてきた”一つのスキル”を
みなさんにお伝えします。
それは…
自分自身の最高の状態を引き出す手法。
『アンカリング』という
心理学NLPのスキルです。
私たちは、人生のさまざまな場面で
「心の状態」から大きな影響を受けています。
例えば、
大事な勝負前の緊張や不安な状態
ミスした時や落ち込んだ時の状態
人、事、物にイライラする時の状態
勉強や仕事、作業に集中できない状態
自信や自己肯定感を感じられない状態
こういったネガティブな心の状態の時、
あなたの行動にどんな影響がありますか?
おそらく、ほとんどの人がいつもより
パフォーマンスを発揮できなくなります。
では心の状態が
次のような状態だったとしたら?
やる気や自信に満ち溢れている状態
ユーモアなど前向きな気持ちの状態
リラックスなどの心に余裕のある状態
何があっても達成する決意のある状態
感謝や愛情など温かさを感じられる状態
このようなポジティブな心の状態であれば、
いつもより高いパフォーマンスを発揮し、
よりよい成果を得られるとは思いませんか?
今回ご紹介する
『アンカリング』は、
心の状態をまるで「スイッチ」のように
自由自在にコントロールできるスキルなんです。
このアンカリングに関しては、
こちらの記事もおすすめです。
アンカリング(アンカー) - NLP-JAPAN ラーニング・センター
アンカリングは「刺激」と「反応」のプロセス
アンカリングを一言で言えば、
「刺激」と「反応」のプロセスです。
その仕組みは、
いわゆる「条件付け」です。
「パブロフの犬」という
有名な話があります。
犬に餌をあげる時、
必ずベルを鳴らしてから
餌をあげることを繰り返すと、
その犬は、ベルを鳴らしただけで
よだれが出てくるようになるというお話です。
これは、
ベルという「刺激」に対して
よだれという「反応」が
リンクされたということです。
この「刺激」と「反応」のリンクは、
私たち人間にも備わっています。
例えば、
学生時代に流行っていた音楽を聴くと
当時の友達や学校の風景などを思い浮かべたり、
街でたまたま懐かしい香水の匂いがすると
同じ香水をつけていた昔の彼女を思い出したり、
レモンや梅干しを見ただけで
唾液が出てきたり。
このように
私たち人間も色々な「刺激」に対して
リンクされた「反応」が自動的に
起こっているんです。
そもそも
アンカリングのアンカーの意味は、
船を定着される時に使われる
あの船の「錨(いかり)」のことです。
船を同じ場所に固定させるように
「刺激」と「反応」をリンクさせるので
このプロセスは『アンカリング』と呼ばれます。
そして、
私たちの日常はアンカーで
あふれています。
先ほどの例の
懐かしい音楽や匂い、
レモンや梅干しなどは、
無意識にアンカリングされた
ものになりますが、
これを意識的に行なっていこうというのが
今回のお話です。
実は、成果を出している多くの人が
このアンカリングを意図的に活用しています。
例えば、
スポーツ選手です。
有名な話だと
イチロー選手のバッターボックスでの動作や
五郎丸選手の忍者ポーズなど、
いわゆるルーティンと
呼ばれているものです。
あれは、
まさに最高のパフォーマンスを
引き出すためのアンカリングです。
実は私もバスケ部だった頃
フリースローの前に必ず
「ドリブルを2回してからシュートを打つ」
こんな決まった動きをしていたんですね。
しかも
その動きから毎回イメージされる映像は、
連続でシュートを決めている自分の姿です。
当時は無意識に行なっていた
なんとなく決まった動きでしたが、
今思い返せば
これもアンカリングということになりますね。
具体的な「やる気スイッチ」のつくり方
ではどのように意図的に
アンカーをつくり出すのか。
つまりアンカリングの
具体的な方法です。
手順の流れは以下になります。
事前準備:「刺激」と「反応」を決める
過去の強烈な感情を思い起こす
強烈な感情を感じる直前に刺激を与える
感情がピークを超えた時点で刺激を止める
一度気分をリセットする
1.〜4.を繰り返してアンカーを強化する
テスト:アンカーを発火させてみる
事前準備をして、
5つの手順を行なって
テストする。
このような流れですね。
それでは一つ一つ具体的に
ポイントとあわせてお伝えします。
まずは事前準備です。
「刺激」と「反応」を決めましょう。
例えば、
「右手で左手首を握る」という「刺激」で、
「やる気に満ち溢れたパワフルな状態」
という「反応」を引き出す
と決めます。
この事前準備でのポイントは、
刺激を「特別な刺激」にすることです。
つまり、
普段あまり触れない場所に
あまりしない触れ方をするということです。
なぜなら、
よく触れたりする場所や
自分にとって自然な触れ方だと
アンカーになりづらく、
「刺激」と「反応」がリンクしにくいからです。
自分にとって「特別な刺激」と
「引き出したい反応」が決まったら
事前準備は完了です。
事前準備ができたら
早速アンカリングを手順に沿って
行なっていきましょう。
1. 過去の強烈な感情を思い起こす
今回の例では、
「やる気に満ち溢れたパワフルな状態」
を引き出します。
なので、過去の強烈な
「やる気に満ち溢れたパワフルな状態」
だった時のことを思い出します。
例えば、
学校の部活動の試合前や発表前
採用された会社に初めて出社する日
憧れの人が応援や期待の言葉をくれた時
このような過去の体験を思い出して
「やる気に満ち溢れたパワフルな状態」
を思いっきり感じるんです。
私の場合は、
新しいバスケットシューズの紐を結ぶ時
バンドメンバーとステージに出ていく時
仕事で成果が出る道筋が明確に見えた時
主催したセミナーに人が参加してくれた時
これらを体験した時は、私にとって物凄く
「やる気に満ち溢れたパワフルな状態」です。
その具体的な時を思い出して、
その時に戻って
その時の自分の身体の中に降りて行きます。
物凄く
「やる気に満ち溢れたパワフルな状態」
だった時に、
自分が見たものを見て
自分が聞いたものを聞いて
心から感じた気持ちを感じます。
2. 強烈な感情を感じる直前に刺激を与える
過去の強烈な感情を思い起こしたら
強烈な感情を感じる直前に「刺激」を与えます。
今回は、
「右手で左手首を握る」という「刺激」を
一定の力で与えます。
3. 感情がピークを超えた時点で刺激を止める
大体5秒から15秒くらいで
強烈な感情はピークに達するので
ピークを超えた時点で「刺激」を止めます。
4. 一度気分をリセットする
大きく深呼吸をしてみたり、
夕食は何を食べようかなど、
全く関係ないことを考えたりして
一度気分をリセットしましょう。
5. 1.〜4.を繰り返してアンカーを強化する
感情を思い起こして、
刺激を与えて、
一度気分をリセットすることを
繰り返しましょう。
繰り返せば繰り返すほど
アンカーが強力なものになります。
感情を思い起こすための出来事は
同じ感情が思い起こされるのなら
同じ出来事でも別の出来事でも大丈夫です。
ただ与える「刺激」に関しては
全く同じ「刺激」を心がけてください。
同じ角度と同じ力で
右手で左手首を握りましょう。
最後にテストです。
「刺激」と「反応」が
しっかりリンクされているかの確認です。
先ほどと同じように
右手で左手首を握るだけで
「やる気」が湧いてきたら成功です。
これでいつでも
「やる気」を出したい時は
右手で左手首を握るだけで
「やる気」になることができますね。
まさに意図的な
「やる気スイッチ」の完成です。
『アンカリング』の使い方と効果は無限大!
今回ご紹介した内容は
『アンカリング』の
基本的な部分となります。
もちろんこれだけでも
有名なスポーツ選手のように
あなたが成果を出し続けることに
大いに役立ちますが、
実は応用することで、
ネガティブな状態を破壊して
望ましい状態に変化させたり
現状と望ましい状態の
ギャップが大きい時の
状態の移行をコントロールできたり
過去の経験のとらえ方を変化させて
現在の自分のリソースに変えたりなど
『アンカリング』のスキルだけでも
使い方とその効果は無限大です。
今回は、
私が人生やビジネスで成果を出すために
大切にしてきた”一つのスキル”ということで
自分自身の最高の状態を引き出す手法
『アンカリング』
についてのお話をしてきましたが、
心理学NLPには、
まだまだ多くの
考え方やスキルがあります。
しかも、
そのすべての考え方やスキルは
あらゆる分野の成功者や
天才、一流と呼ばれる方々のやり方を
体系化したものになります。
ぜひ一度
心理学NLPを体験してみませんか?
なぜ『脳と心の取扱説明書』と呼ばれているのか
実際に体感していただけるかと思います。
そして、
現在の状態から望ましい状態に変化させて
人生を豊かにしていきましょう。
片田悠貴
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