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『謎の耳づまり病を自分で治す本』を読んで(耳管開放症と潰瘍性大腸炎の共通点)

こんばんは。
今日は私が潰瘍性大腸炎を発症してから2年目の夏(今から約5年前)にかかった耳管開放症という病気についてお話ししたいと思います。
自分の症状と、この耳管開放症について書かれた本についての感想をメインで書いていきますね。



耳管開放症とは

耳管開放症とは、ふだん閉じているはずの耳にするが耳がなんらかの事情で開きっぱなしになるために起こる病気です。耳がふさがった感じがしたり(耳閉感)、自分の声・自分の呼吸音が耳に響いたり(自声強調)する病気です。

詳しく知りたい方は、以下を参照してください。


発症した当時とその後の経過

⭕️発症した当時のこと

その日は朝からとても夏の暑い日でした。
私は子どもを夏休みのキッズイベント会場へ連れて行く最中でした。


電車を降りて、駅の階段を上り会場のある場所まで向かう途中でした。間に合わないかもしれない!と結構急いでいたのを覚えています。


突然片方の耳がプツっという感覚と共に急に聞こえにくくなり、話すと自分の声が耳の中で大きく響きました。
全くはじめての体験でかなり焦ってパニックになったのを覚えています。


子どもをイベント会場に預けた後も治らず、つばを飲み込んだり、頭をふってみたりしましたがなかなか治らず。。。
鼻をすすると治ったのですが、少し経つとまた聞こえなくなり、また鼻をすする。


やっと家に着き、ゆっくりすると症状の出は少なくなったものの、心配になり翌日耳鼻咽喉科へ。


耳鼻科では、『耳管開放症』かもしれないが、この病気には明確な治療はなく、生活に困るくらいの場合には手術のような処置もできるが、とりあえず様子をみるのが良いとのことでひとまず帰宅。


正直、またもや難病を思わせるような厄介な病気にかかったもんだな、と気落ちしました。


下を向き、かがむように首を下げる動作をするとよくなる人もいると言われ何回かチャレンジ。


うん、たしかによくなる。
鼻をすするのは、耳に負担をかけ、難聴になったり中耳炎になる可能性が高くなるので絶対にやめてくださいと言われた。
さすがに
『もう何回もやってます( ˊ̱˂˃ˋ̱ )』
とは言えず、とにかく困ったなという気持ちでいっぱいでした。

多分この日は連日の暑さや睡眠不足などで少し体調も疲れ気味で良くなかった気がします。

⭕️その後


その後は、自分の体調によって耳管開放症の症状が頻繁に出る日と出ない日がありました。


疲れがたまっていたりすると強く頻繁に症状が出ましたが、疲れが取れると症状があまり出なくなったりしていました。
そこまで気にはならなかったので、病院には行かず。


最近はというと、持病の潰瘍性大腸炎を改善する為に、ストレスや疲れなどをあまりためないように心がけているせいか、あまり症状が出なくなってきているように思います。


どうして症状が落ち着いたのか、はっきりとはわかりませんが、私の場合はたぶん自律神経の乱れと関係しているような気がします。持病の潰瘍性大腸炎の方が約2年落ち着いているのと同じ期間この耳管開放症も落ち着いているという事実が全てを語っているように思います。


つまり、病気の根幹が同じ可能性があり、2つの病気が関連があるかもしれないということです。

私の場合は、主な耳管開放症の発症原因は、

『自律神経の乱れ➕疲れ➕持病によって痩せて太れなくなったこと』

だと思っています。


『謎の耳づまり病を自分で治す本』を読んで



この本の著者は、耳鼻咽喉科の医師で、自らの耳管開放症を治した治療法を解説されています。
著者は持病の薬の副作用に伴ってひどい自律神経失調に悩まされたとのことで、この時に耳管開放症も併発されたそうです。


やはり、自律神経の乱れが耳管開放症の発症においても関連している可能性があるということですね。実際、耳管開放症と自律神経失調症を併発している方が多いとのことです。

この自律神経の乱れが潰瘍性大腸炎の発症や再燃にも関係しているのではないか、と私が考えていることは、以前記事にも書きました。


また、耳管開放症の発症のきっかけとして考えられるものは他にもいくつかあるようですが、ピルの服用が耳管開放症の発生や悪化にも関係している可能性があるということにも驚きました。


私が潰瘍性大腸炎を発症したきっかけの一つにピルの服用が可能性としてある事はnoteの記事にて何回か説明してきました。


この二つの病気には自律神経の乱れとピルの服用の影響の面で共通点があるように思います。


著者が耳管開放症の治療として行っている、漢方以外の西洋医学による治療(詳しい内容は著書にて)によって他に改善する病気の一つに、潰瘍性大腸炎が入っていることにも驚きました。
やはり共通点、関連がありそうです。


ということは、著者の病院にて西洋医学による治療をすれば、耳管開放症も潰瘍性大腸炎も同時に治る可能性が少しでもあるということなのかな、とも思います。

潰瘍性大腸炎の治療の選択肢の一つとしても考えられるかもしれません。

また、耳管開放症の西洋医学による治療は対症療法であって、根本的な解決に至らない。
東洋医学でいう『未病』に近い性格を持っているとのこと。
耳管開放症は、東洋医学による治療が向いている病気の為、漢方が有効との学会での報告があるということです。

潰瘍性大腸炎と関連がもしあるとしたら、潰瘍性大腸炎も東洋医学による治療が向いていて、漢方が効く可能性があるということなのでしょうか。

耳管開放症にお悩みの方、治療法に迷っている方などにおすすめの本です。


まとめ

耳管開放症と潰瘍性大腸炎の両方を発症したということで、耳管開放症を発症した当初から関連を自分なりに疑ってはいたのですが、ずっとわかってはいませんでした。

しかし、今回本を読んだことでその関連や併発した意味がわかってきたような気がします。
今後、潰瘍性大腸炎の改善に取り組む際に今回得た知識を役立てたいと思います。


次回は、潰瘍性大腸炎と耳管開放症の二つの病気の根幹に繋がると私が考える『自律神経の乱れ』を防ぐにはどうしたら良いか、をテーマにしたいと思っています。


長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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