⑦ドイツ生まれの哲学者、ハンナ・アーレントからの助言
ドイツ生まれの政治哲学者、ハンナ・アーレント(1906-1975) をご存知でしょうか。
彼女はアメリカへ亡命後、全体主義を生みだす大衆社会を分析したことで知られ、複数の名著を残しています。
アーレントの分析によると、ナチス支配下のドイツで、多くの人がユダヤ人の虐殺を知りながらも現実から目を背け、保身に走り、上からの命令に従うだけになっていたそうです。
多くの人が自ら考えることを放棄し、社会の大きな流れに身を任せてしまったため、虐殺を止められなかったとアーレントは指摘し