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⑧ナポリの「カフェ・ソスペーゾ」ー 粋な計らい
最近『世界ふれあい街歩き』という番組で知った、イタリアのナポリの魅力についてご紹介します。
ナポリ
まずは簡単にナポリについて:
ナポリは今から約2500年前に古代ギリシャ人によって開拓されました。
ギリシャ語で「新しい街」という意味の「ネアポリス」が変化して「ナポリ」と呼ばれるようになったそうです。
ナポリといえば、ナポリ風ピザを思い出します。ナポリ風ピザはモチモチしていて弾力があります。生地が薄くパリパリしているローマ風ピザとは食感が違いますね。
また、ナポリ風ピザは味付けも具材もシンプルですが、ローマ風ピザは具材が豪華です。
ナポリ風もローマ風も、どちらも美味しいですよね。
ローマで食べたローマ風ピザの味は普通でしたが(笑)、ローマで食べたということが大事です!!
ナポリの伝統料理であるジェノベーゼ(たっぷりのタマネギと牛肉を煮込んだスープで作るパスタ)も有名ですね。
近郊のポンペイ遺跡も有名です。
イタリアには「ナポリを見てから死ね」ということわざがあるそうなので、素敵な所なのでしょうね。
ナポリへは行ったことがないので、いつか機会があれば行ってみたいです✈💚
『世界ふれあい街歩き」という番組でナポリの素敵な習慣について知ったので、ご紹介します。
「カフェ・ソスペーゾ」
ナポリのカフェの前に置かれているブリキの入れ物は、そこが「カフェ・ソスペーゾ」だという目印だそうです。
「ソスペーゾ」とは「保留」という意味だそうです。
コーヒーを注文するときに2杯分(自分の分+もう一人分) 購入し、2杯目のレシートを、見知らぬ誰かのためにブリキの入れ物に入れておくのだそうです。
この習慣は第2次世界大戦中に生まれたそうです。
おごってもらうのは、必ずしもコーヒー代が払えない人というわけではないようです。
落ち込んだときなどに、誰からコーヒーをプレゼントしてもらうことで元気が出るそうです。
粋な計らい
こういう習慣って「粋だな~」と思います。
心に余裕があるときに、見知らぬ誰かに「よかったらどうぞ」とさりげなくプレゼントする。
受け取る方も、見知らぬ誰かからの思いやりの気持ちをありがたく受け取る。
無理やり押し付けるのではなく、さりげないところが素敵です。
「思いやり」が押し付けになると「おせっかい」「余計なお世話」になってしまいます。
また、自分が犠牲になってまで、人のために何かをするのはおかしいですよね。
自分も相手も負担にならないように「自分ができることを、さりげなく」を心がけたいと思っています!!