⑨英語の大文字&小文字と名前の由来
ご存知のように、英語では文の最初は大文字で始めます。
文の途中でも、固有名詞の最初の文字と人称代名詞の " I " は大文字です。
マンガではセリフが全部大文字だったり、人称代名詞の " I " を小文字表記することもあるなど例外もたくさんありますが、大文字か小文字かは一定のルールに基づいて使い分けられています。
ところが、名前の途中で大文字が使われることがあります。
McCartney
McCartney はなぜ名前の最初の " M " だけでなく途中の " C " も大文字なのでしょう。
Mac や Mc で始まる名前はスコットランドやアイルランド系の姓に用いられ、「~の息子」という意味なのだそうです。
つまり、McCartney は元々は「Cartney の息子」という意味だったそうです。
〈Mc + Cartney〉 なので Cartney の C は大文字のまま使われ、McCartneyという新たな名前ができたそうです。
同じように次の名前も元は〈M(a)c + ~〉(~の息子) という意味です。
★ MacArthur
★ McCormick
★ McDonald
など
「~の息子」
〈M(a)c~〉 と同じように〈- son〉という名前も「~の息子」という意味を表す語が加えられた名前です。
この場合 「息子」という意味の son は元々固有名詞ではないので、小文字のままです。
★ Johnson
★ Robinson
★ Jackson
など
Hiroshima と HIROSHIMA
Hiroshima と HIROSHIMA は意図的に使い分けているそうです。
★ 都市名としては原則通り Hiroshima
★ 被爆都市としては HIROSHIMA
ちなみに日本語も使い分けているそうです。
★ 都市名としては漢字で 広島
★ 被爆都市としてはカタカナで ヒロシマ
大文字と小文字は、意図的に使い分けられているので注意が必要です。
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