まさに今の季節の臓なんですYO
前回、「肺」のはたらきの第一弾をお伝えしました。
今回はその続きからになります。
(3)「肺」は宣発(せんぱつ)と粛降(しゅくこう)を主る(つかさどる)
宣発と粛降は相反するはたらきです。
吸わないと吐けないし、吐かないと吸えない
両方が正常にはたらくことで、はじめて成り立ちます。
(4)「肺」は水の通り道をコントロールしている
「肺」は水の上源 と言われています。
水道の蛇口を開けたり閉めたりするように、水分代謝の調節をしてくれています。
これも中医学独特の考え方ですが、とても分かりやすいのではないでしょうか。
(5)「肺」と関連する体の部分は「皮毛」と「鼻」
少し分かりにくい表現もありましたが、ここまでのことをまとめると・・・
◆全身の「気」と関係が深い。
◆宣発と粛降が、正常に作用することで
外邪から体を守っている。
◆ 全身に「津液」(うるおい)を降り巡らせたり、汗にして体外に出したりと、水分代謝のコントロールをしている。
◆鼻、皮膚の生理機能を維持する。
こんな感じでしょうか。(フーっ。まとまった^_^; のか・・?)
2回に分けて、「肺」のはたらきをお伝えしました。
最初に書きましたように
まさに今の季節の臓が「肺」です。
8月の上旬に立秋を迎え、まだまだ暑いとはいえ季節は『秋』です。
秋が深まってくると、肌や空気も、乾燥してきます。
その対策になるのが、「肺」の養生です。
これは次の回にお伝えしていきたいと思います。
何か少しでも
お役に立てることがあれば嬉しいです。
YO
#中医学
#身体ケア