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中医学でみる「肺」のはたらき①。呼吸だけじゃないんです
五臓の中で唯一、外部とつながりを持ってます
以前、「気」の記事の中で、「肺」は『宗気(そうき)』の生成に
大きく関係している事をご紹介しました。
「肺」が呼吸に関係しているのは、皆さんご存じかと思いますが
働きはそれだけではありません。
少しずつ分けてみていきましょう。
(1)呼吸を担当している
・「肺」が呼吸すること
=自然界の清気を取り込み、体内の濁気を排泄。
(自然界の清気は、酸素だけではなく、香りや他の良い物質も含む。)
「肺」は清気と濁気を交換する場所。
この働きが崩れる
➡清気の吸い込みと濁気を吐き出すバランスが崩れ
呼吸しづらい、息切れ、胸がはれない などの症状があらわれる。
(2)全身の気をコントロール(全身の気の巡りのペースを作る+呼吸)
①肺は『宗気』を生成する
呼吸によって取り込まれた「自然界の清気」
+
食べたものを脾が消化吸収することによって出来た「水穀の精微」
これらが胸中で結合することでつくられる。
『宗気』
・声色、発声、呼吸 を調節
・「心」の推動(心拍運動)を助ける。
「肺」が清気を吸い込む力が弱くなる
➡『宗気』を作り出せなくなり
声が小さい、息切れ、動悸 などの症状が現れる。
②肺は全身の気を調節する
肺のリズミカルな呼吸が、全身の気の昇降出入のリズムを作っている。
・「肺」が吸い込んだ清気を腎におろす。
➡濁気を『宗気』と協力して気道に押し上げ、鼻から吐き出す。
この働きが順調ならば、体内には清気が充実。
・清気は腎にある『元気』や、水穀の精とともに「気」をつくる元になる。
清気の不足=全身の気の不足 を招く。
万物は「気」がなければ動きません。
おおげさではなく、「気」が生命の維持に
大きく関わっているのです。
当たり前のようにしている呼吸がいかに大切かが、分かります。
忙しい方も多いと思いますが、以前ご紹介した
【4秒でお腹で息吸って、4秒止めて、8秒でお腹から吐く】
いわゆる腹式呼吸がオススメです。
私は普段は半身浴中に行いますが、あまり良く眠れないとき
試しにやってみたら、いつの間にか寝ていたこともあります。
副交感神経に働きかけ、リラックス効果も高いというのは、
体感からも本当でした。
お腹のチカラがうまく抜けにくい場合、
横になって膝を立てた状態だとゆるみやすくなります。
ご参考まで。。。
今回は「肺」のはたらきは呼吸だけじゃない ことについて
第一弾をお伝えしました。
うまくイメージできるように、絵を積極的に取り入れたいのですが
絵心ないわたしには難しい…(悲)
まだ大切なはたらきがあるので、続きは第二弾でお伝えします。
何かお役に立てることがあれば嬉しいです。
YO