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noteの短編小説はロックンロールの精神で

マガジンから数えてみたら、二〇二四年四月一日に始めたnoteで投稿した短編小説の数が一三〇を超えていました。我ながらよくがんばってきたと自分で自分を褒めてあげたいです。

noteの短編小説は(ほとんど)推敲していません。書きながら直して、直しながら書いて、完成したらほぼ見直さずに投稿する、というのが一般的です。見直して大幅に書き換えることは全くといっていいほどありません。本業が編集者兼ライターということもあり、書いている最中に表記の揺れなどはあまり起こりませんし、「これが書きたいんだ」という衝動を大切にしたいからです。

ロックンロールバンドがアルバムの一発録りやライブを重視している点に似ているかもしれません。noteでは「これを書きたい」というその場の勢いを何より重視していて、だから後日読み直した際に不完全さを感じることもあります。けれども、その寸足らずな部分をあえて残していくことが自分の成長につながると感じているのです。

いつかまた本というかたちにしたいですし、その際は当然、猪突猛進の文章や構成も手直しするでしょう。下書きは相応にそろっていますし、最近『すべて失われる者たち』に続いて、また本を出版したいという思いが少し湧いてきました。

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