【創作小説】まわれ!今川やきくん!ベルギーの巻⑻
「イースターエッグとイースターバニーが登場するわ!」
「卵とウサギ? な、なぜだ?」
ワッフルさんと水玉模様の今川焼き ただいま会話中。
「それはね……卵っていうのは…」
「ち、違う!違う!ワッフルさん!オレが疑問に思ったのは、そこじゃなくってな…」
どこ!
「なぜ…ウサギとカメじゃないんだ?日本なら ウサギとカメ だぜ!」
ぶ。違うのは おまいじゃないか…。
さっ!話しを進めよう。
「カメ?日本とベルギーの違いかしらね」
ワッフルさん!そう!そう!ここは軽くあしらっといて下さい。
「卵はね。命の始まりと言う意味があって、カラの中にいる時間を経て、カラを割って生まれて来るヒヨコが、復活の意味を表しているのよ」
「ほほぉーう!なーるほど!」
「そして、イースターバニーは ウサギがたくさん子供を産むということから、繁栄(はんえい)や 作物が豊かに実るようにという意味が込められているの」
「はぁ〜! そうか…。だから ウサギとカメ じゃないんだな!しかし カメもたくさん卵を産むぞ?」
まだ 食い下がる水玉模様…。
それじゃ 卵とカメ になるじゃないか…。
「オレは やっぱ カメ推し!」
推すんじゃない!
〜パカッ!〜
「え?…ん!? んん? パカッ?」
続く
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