![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69505180/rectangle_large_type_2_f3d21b242f2b4997b7ee06f4f9f02467.png?width=1200)
Photo by
noranekopochi
【創作小説】まわれ!今川やきくん!日本の巻(16)
「そりゃあーーっ!決まってるぜーーーーーーーっ!!」
「そ、そうか…。で?何でハートマークなの?」
「むふふふ♡それは… ヒ・ナ・ちゃん!でござるだぜーーーーっ!」
「ヒナちゃん?」
「うむ♡ お母さんに連れられてお店へとやって来る女の子!」
「恋でもしたのか? 初恋ってやつか」
「カーーーーーーーーッ!おぬし!よくぞ!見抜いたでござるな!」
「ハートマークだしな。…じゃ!その恋を叶える…ってのが、願いか?」
「ぶわーっはっはっ!! はい!正解!!」
「で?」
「うむ。オレはぁ…毎日毎日、お店で焼かれている たくさんの今川焼きの中で、オレがヒナちゃんのハートを射止めるには どうしたらいいか考えた」
「ほうほう」
「そこで!!だ!オレは 世界一のスイーツになる決心をして、あそこにいるペーちゃんと世界を回って来たのであったでござる!」
パタパタパタパタ。
「ぺ!」
「なーるほど…」
「で!今!その帰り。おぬしが 獲物と間違えて獲ったロイヤルブルーのリボンは イギリスでもらったでござる!」
「イギリスかぁ!」
「詳しくは イギリスの巻を読んでね♡でござる♡今とは ずいぶん 文体が違うでござるけどなーー!ガハハ!」
そうでした…。ガハハ…。
「で? 世界一のスイーツになれたのか?」
「うんにゃ!なれなかった…」
「そうか。それは残念かもしれないけれど…。今川やきくんはナンバーワン!じゃなくても、オンリーワンだな!」
「そ!そうでござるぜーーーーっ!」
「ぺ!ぺーーーーっ!」
ペーちゃん 久しぶりの登場。
はい!そして 今川ダンボござるとダンボペー。
おまいたちは充分なほど…
個性強すぎなオンリーワン…でござる…。
続く