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積みくずし日記|2024年10月20日(日)

旅行へ行った日はいつもより早起きしてしまう。
枕が変わったからか、とも思うけど、単純にワクワクしてしまって目が覚めるだけのような気もする。

この日は6時ごろに起きて、ちょこちょこ読んでいた津村記久子さんの「この世にたやすい仕事はない」を読了。
お仕事小説、という触れ込みをどこかで見かけて購入した記憶だったけどいい意味で想像していた内容と違った!

イラストも素敵なんだよな〜

あまり内容を書いてしまうと全部ネタバレになってしまう気がするので、目次をメモするだけにしておこうかな。
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・みはりのしごと
・バスのアナウンスのしごと
・おかきの袋のしごと
・路地を訪ねるしごと
・大きな森の小屋での簡単なしごと
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叶うことなら記憶を消してもう一度読みたい!
こんなことを思うのはクリストファー・ノーランの「メメント」を観た時以来かもしれない。

手に汗握る展開のおしごとや、すこしふしぎなおしごと…と読んでて主人公にどんどん転職して欲しくなってしまう笑

小説として十分面白いけど、退職していろんな不安や、悩みを抱えている今このタイミングで読めてよかった。

津村さんの小説はいくつか読んだけど、「浮遊霊ブラジル」に雰囲気は似てるのかもしれない。「君は永遠にそいつらより若い」や「ポトスライムの舟」を読んだ時のような胸の苦しさはなく、孤独感や希望と乖離してしまうやるせなさ、社会の一員である以上どうしようもない小さな理不尽を根底に置いた上での明るさ、そんなものを感じた小説でした。

本を読み終わった後は北浜駅周辺を散策。
気づくと中之島へ辿り着いていて、目の前に東京駅のような建物が…!!

青空が映えて美しい!

よくよく調べてみると国指定重要文化財の「大阪市中央公会堂」でした。この日は学生さんが集まって文化祭のようなイベント?をやっていたみたい。中には入れませんでしたが、3Dバーチャルツアーもできるようです。

今回立ち寄れませんでしたが、近くに「こども本の森 中之島」という文化施設があり、入り口前に小さな子がいっぱい並んでいました。
中之島公園の周辺もカフェがあったり川沿いに本読みが捗りそうないい感じのベンチや階段を発見。
大阪いいな〜もっと行きたい!

難波橋のライオン
この時気づいてませんでしたが写真に写っているのは「阿(あ)」で「吽(うん)」もあったらしい。

そのあとは奈良方面へ移動。
昨日と打って変わって晴天!なのに肌寒いという不思議…もう11月になろうとしてますがいい感じの秋はどこへ行ってしまったのか。探してます。

まずは興福寺へ。
階段登ってたりすると真横に気づくと鹿。

動かなさすぎて置物かと思ってしまう

鹿、鹿。

10分くらいこのままでした

9月に行った宮島の鹿が大変人懐っこい&適度に遠慮がちだったのに対し、奈良の鹿は煎餅がないとわかると無視してきます。持ってると気づかれれば猛アタック。スカートを捲られそうになって半泣きの観光客を何人も見ました。恐るべし…

興福寺!美しい場所でした。

国宝館には当初私は乗り気でなく、なんなら時間取られるしめんどくさいな〜とか思ってたのですが、結局一番楽しんでました。

半同居人の向田邦子愛に影響を受けて「阿修羅のごとく」を読破&ドラマも完走していたので、阿修羅像を目の当たりにできたのがまず感激!
頭の中で思わず「ジェッディン・デデン(Ceddin Deden)」が流れました。(ドラマの影響受けすぎか…)

他に印象に残ったのは
迦楼羅像(かるらぞう)
五部浄像(ごぶじょうぞう) ゾウの冠…!
須菩提像(すぼだいぞう)
木造天燈鬼・龍燈鬼立像(てんとうき・りゅうとうきりゅうぞう)
木造仏頭(釈迦如来像頭部)(ぶっとう)
板彫十二神将立像(いたぼりじゅうにしんしょうりゅうぞう)

特に「木造千手観音菩薩立像」はすごかったです。
あまりの美しさに圧倒されてしまって、いっそ全て見透かされていて恐ろしいような…。すぐにでももう一度国宝館に行きたいです。

その後お茶で一息ついていたら、やはりいました。

ひょっこり鹿。

お店の方の鹿に関してのスルースキルがカンストしている…。
鹿に絡み絡まれつつ東大寺へ。

こういった歴史ある建物の、のし掛かられるような迫力に圧倒される感覚というのはやはりどれだけ技術が進んでも、画像や動画では切り取れないなと改めて実感。
東大寺は小学校の修学旅行で訪れているはずですが、やはり大人になってからの方が楽しいですね。

大仏様の鼻の穴通過体験はそれこそ修学旅行で体験したので今回はパス。
当時大きいなあと感動していましたが、改めて見てみたら大人は結構苦労するサイズで驚きました。小さかったのね、私…。

東大寺で買ったお土産のミニ鹿

ついでに…と足を伸ばした二月堂も晴天のおかげで最高の眺めでした!

行ってよかった〜

下りつつ(おそらく)大仏池で鷺と鹿の共演を目撃。
幻想的な光景でした。

駅までのおやつには「柿の専門」さんの郷愁の柿をチョイス。
小ぶりな干し柿に栗餡がぎっしり詰め込まれています。甘すぎず、でも優しい染み渡るおいしさ…歩き疲れた体にぴったりでした。
後から知りましたが2013年の観光庁主催「世界にも通用する究極のお土産」にも選ばれているんですね。(そんなコンテストがあったことを初めて知りました)

パッケージの家紋は「丸に抱き茗荷」。創業者の方の家紋だそう。
柿と茗荷は共栄作物といい、互いによく育つとのこと。

他にも色々購入したので、また記録に残したいな。

帰りはどどんと「天理スタミナラーメン」!
初めて食べましたが食欲を刺激するなあこれは…!
絶妙な辛さと香辛料がふわっと香る薄切りのチャーシュー、たくさんの白菜が美味しくてぺろっと食べちゃいました。

もっと美味しそうに…撮れていれば…!

我が家は食いしん坊ばっかりがメンバーなので「たなかの柿の葉すし」も駅前で購入。
期間限定の「さんまの柿の葉すし」は当然の如く売り切れ。母が悔しがっていました。

たいをもう一度たべたい

そんなこんなで2日間、なんと4万歩を歩き通した大阪&奈良旅でした!^_^

とんでもなく長くなってしまいましたがここまで読んでくださった方がもしいらっしゃれば、お付き合いいただきありがとうございました!

大阪・奈良のおすすめグルメやお土産があればぜひコメントいただけると嬉しいです。次回の旅の参考にさせてください!

ではまた〜。





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蟹類
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