見出し画像

【本との出会い 46】安い、美味しい、簡単 「実践 健康食」~「昨日、何食べた?」のシロさんのように極端でない食のたのしみ方~

ふと、手に取ってしまった新書です。
岩田健太郎さんの「実践 健康食」。

帯封の「近所のスーパーの特売に健康・・・」のキャッチに惹かれました。
ちょうど、この日は、腰痛の再発で会社を休み病院へ。
以前から気になっていた下半身の違和感も医師に相談し検査。
「慢性前立腺炎」の診断。

まさに、この原因は、食事、飲酒、座りっぱなし・・・。
ほぼほぼ、生活習慣が原因。

ああ、健康ってどうしたらいいのだろう。
そんな思いにふけっていたとき、書店で手に取ったのがこの本です。


1.それでも自炊は実践しているのです。我が家の手作りスパイスカレー~体がポカポカスパイスの実感~

子供たちにも喜ばれて、保存も効いて、弁当にも使えて・・。
カレーは、ほんと万能です。
ご飯だけでなく、パスタでも、うどんでも、応用が効きます。

そして、手作りのスパイスカレーの魅力はなんといっても効能ではないかと思います。
インドのスパイス、生の生姜、ニンニクのおろしをふんだんに使い小麦粉を使用しないカレーソースは、市販ルーのそれとはまったくの別物です。


この日は、オーソドックスなチキンカレーを作りながら冷蔵庫にネギがたくさんあるのを発見し「スパイス」として刻みネギを投入。
なぜか、香川県のニンジンは野菜スティックに。
こちらは、自家製パンチェッタのネギ焼き。
野菜スティック用、オーロラソース(自作)
こちらは、翌日に作った豚肉カレー。残り物のほうれん草をたくさん入れました。
調合したスパイス。子供のためにレッドペッパーを少なめに、ヨーグルトを多めにしています。


2.そして自炊しながら見ていたのは「昨日、なにたべた?」

この本のコンセプトは、以下に書いていきますが、一言でいうと
「こだわらないで、情報をうのみにしないで、安いもので自炊していくのも健康にはいいよ」ということです。

そして、その好事例が、「昨日、なにたべた?」のシロさんのレシピだと言います。

冷蔵庫の在庫、スーパーの特売、おかずのバランス。それを瞬時にこんだてとして組み立てる頭のいいシロさんの段取りが魅力です。

スーパーの特売、それが基本

特売商品は、いつも同じではないわけで、当然ですが。
だから、特売ばかり追い求めていれば、自然と食材のバランスが広がるとはなるほど。

有機にこだわらず、飽和脂肪酸など、体に悪と言われるものも、白米も、それを多くとるから体に悪いということ。

このあたりは、少し、私も開眼していました。
とにかく、少量でも良質なものを取り入れたい。
そんな意識が徐々に強くなってきていました。
だから、なるべく古いものはたべない、加工したものは食べない、などの食行動をしています。

しかし、なんでしょう、この疲れは。

バターばかりでなく、マーガリンも使いながら。
オリーブオイルだけでなく、キャノーラ油も使いながら。

そもそも、子供の頃から、マーガリンは給食で毎日食っていました。
いまさら、、ですよね。

食材のリスクについて考えよう。

白いご飯、糖質の撮りすぎになるから控えよう。なるべく全粒の主食を食べようなど、あります。

しかし、ウクライナ情勢など、小麦の大産地からの供給は、明日もわからないという状況で、全粒の小麦が安定価格でこのあとも入手できるだろうか、というのが著者の問い。

だから、こだわらず、極端にならず、すぐに結論に飛びつかず・・

いつも、シロさんのように動こうよ。というわけです。

レシピを知りたいとき、お勧めはこちらの料理研究家のレシピ

このように、食材毎のレシピがとても丁寧に収録されていて素敵な動画でした。
是非、こちらの料理を自炊していきたいものです。

こちらの料理も作ってみたい。

#70 ロースト土鍋で作るローストチキン
◆材料
小さめの丸鶏1羽 またはいろいろな骨付部位で1キロほど
塩、おろしにんにく、オリーブオイル、ローズマリー(またはタイム) 胡椒 各適量
じゃがいも 2~3個
れんこん 大1節
にんじん 1~2本
にんにく 1株
ローリエ、ローズマリー 適宜

◆作り方
1. 1羽の丸鶏はキッチンばさみとナイフで食べやすくさばく。骨つきのももや胸肉など様々な部位を取り混ぜてもよい。いずれの場合も塩をしっかりすり込んで、ボウルに入れてふた(プレート)をし、冷蔵庫にしばらく入れる。鶏から出た余分な水分を洗い流し、水分を拭き取る。

2. 1の鶏をボウルに入れて、塩、胡椒、おろしにんにく、オリーブオイル、ローズマリーを加え、よく混ぜて味をなじませる。

3. じゃがいも、れんこん、にんじんはそれぞれ皮をむき、同じぐらいの大きさの乱切りにする。じゃがいも、れんこんは水にさらして表面のでんぷんを落とし、水気を拭く。3つともボウルに入れて、ローズマリー、塩、胡椒、オリーブオイルを加えて混ぜる。

4. ロースト土鍋を強めの中火にかけて、から焼きし、まずは鍋全体を温める。十分に温まったら、鶏肉を入れて表面をカリッと焼きつける。

5. 鶏においしそうな焼き色がついたら、3の野菜を間に詰める。にんにく1株の上部を切り落として、土鍋の真ん中に入れる。ローリエ、ローズマリーなどのハーブを入れて、土鍋のふたをする。弱い火で25分ほど焼く。じゃがいも、れんこんに串がスッと通ればできあがり。

6. 土鍋から鶏肉と野菜をめいめいの皿に移し、柔らかく火の通ったにんにくをつけたり、好みで粗塩をふっていただく。

dinos

3.食材をなるべく捨てないように自炊しよう。

そもそも、自炊がシロさんのように軌道にのると、冷蔵庫の在庫管理と、スーパー特売の仕入れからのミックスでレシピを構築するため、必然的に廃棄が少なくなるというりくつです。

へたった食材の有効活用、賞味期限を忘れる、など、普段のスタイルとは真逆の理論がでてきます。

しかし、どうでしょう。食材を捨てるって、とても心が痛み、ストレスです。
できれば捨てないで、火を入れた料理に加工する、冷凍するなど、賞味期限にこだわらず、古いものは古いなりに料理する工夫は必要ですね。

4.そして食事を楽しもう。

高齢者こそ好きなものを食べるのが大事という提唱。


なんでも、健康にいいからという情報に振り回されず、食べ過ぎないで、食べたいものを楽しもうということ。
体によくない情報があっても、それだけを集中して食べるわけではないから、どれほどのリスクがあるのですか?
という考え方です。

味の素も使ってみようか。

興味深い部分でした。
「化学」は悪くて「自然」がいいとは、誰が決めたのか?

「うまみ調味料」として長く利用されている「味の素」などは、そもそもその旨味は昆布のグルタミン酸。

そればかり体に入れては弊害あるでしょうけど。
それを使うことで、明らかに美味くなるなら、使ってみるべきでしょう。

よく考えてみると、普段使用している調味料、めんつゆ、ドレッシングなどには使用されていますよね。 

極端だからこそ、究極のメニュー(笑)


5.光文社から書籍紹介がnoteにありました。要点わかって要保存。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集