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玉川可奈子
2022年11月28日 12:43
いつもお読みいただき、ありがたうございます。玉川可奈子です。 平泉澄先生の『芭蕉の俤』覚書も、いよいよ今回で最終回です。少し長くなりますが、最後までお付き合ひください。 前回は陶淵明と白楽天でした。今回は、韓退之です。そして最後の「芭蕉の俤」に入ります。「芭蕉の俤」は結論部分になります。韓退之 まづは「第七 韓退之」です。 平泉澄先生は、韓退之を「歴史家」として捉へやうと試みてゐま
2022年11月21日 12:42
いつもお読みいただき、ありがたうございます。玉川可奈子です。 今回も引き続き、平泉澄先生の『芭蕉の俤』(錦正社)を見ていきませう。陶淵明 前回は木曾義仲、そして、源義経でした。彼らは敗者でありましたが、そのこと以上に「美しい人」たちでした。 ここから本邦より移り、支那の傑士について話しが変はります。「第五 陶淵明」を見てみませう。 まづは陶淵明の歿年について記してゐます。なほ、角川
2022年11月7日 12:26
いつもお読みいただき、ありがたうございます。玉川可奈子です。引き続き、平泉澄先生の『芭蕉の俤』(錦正社)について見て行きませう。今回は、「第三 木曾」、「第四 判官」です。少し長くなりますが、最後までお付き合ひいただけたら幸甚です。木曾義仲 「第三 木曽」は、木曾義仲を論じてゐます。 冒頭からこのやうに指摘されてゐます。このやうに、義仲はあまり評判の良い人物ではありません。 しかし、