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freestyle読書日記

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「おまえたち、私と一緒に祈りたいのかね?」「僕たちが決してお祈りをしないことは、ご存知のはずです。そうじゃなくて、僕たちは理解したいんです。」 (アゴタ・クリストフ「悪童日記」)
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2020年3月の記事一覧

#17 感染症の世界史

コロナウィルスについては「ニュース」ばかり見ていても刺激が強いわりに役には立たない気がし…

#16 〆切とSNS

都心は雪。前の日記からだいぶ期間が空いた。「途切れずに続ける」ことよりも「途切れてもやめ…

#15 村上龍がKindleに

大半の作品がKindle入りして読めるようになった。 「W村上」なんて言い方はもう今の10-20代の…

#14 第5のリスク

ニュースで「ホワイトハウスは過去にパンデミック対策チームを常設していたのに、トランプ政権…

#13 灰色の男

出口治明が100分で名著で紹介していた「貞観政要」読んだ。リーダーとは職位ではなく機能。上…

#12 イスラム2.0

クルツナリック「生活の発見」読み中。職業選択の自由の起源など。 飯山「イスラム2.0」読み…

#11 監視国家はお金が借りやすい?

毎日コロナの感染拡大のニュースを見ていると、戦時下で「今日はxxで何人の犠牲者が出ました」というニュースを毎日聞かされる民衆とかもこんな気分だったのかなと思う。 と、書いて気付いたのだけど、ほんとうの戦時下ではきっと「xxで我が軍は勝利を挙げた」という報道がメインになりそうだ。日本の大本営発表は有名だけど、他の国も似たようなものだったのではないか。ドイツでも、ロシアでも。余談だけど世界大戦時のヨーロッパ軍って村上春樹の小説でよく例えとして使われがちな記憶がある。「塹壕戦を戦

#10 暗い時代は暗いのか

前の記事の続き。ヴォネガット「猫のゆりかご」は、世界の終わりって意外と楽しいかも、という…

#9 本当は楽しい世界の終末

ツイッターで「#こんなときこそ本を読もう」というタグを見かけた。休校や自粛が蔓延している…

#8 Joy of Movement

翻訳書ときどき洋書の連載更新されてた。ケリー・マクゴニガルが運動の素晴らしさを説いた新作…

#7 国語便覧

を買ってみた。数件出版のやつ。安い。 学生時代に読んだときも近現代の作家について「なんで…

#6 ブラッドベリ

ブラッドベリ「万華鏡」収録の「草原」。子どもがVRゲームに夢中になってしまう親の恐怖を予見…

#5 本当の事を言わない国に着陸

2/29 Bilingual Brain続き読み。「赤ちゃんは2つの言語を聞き分けられる」って言われると、「…