見出し画像

採用に関わってるワイが物思いに耽る(マインド編)

昨日は就活してる学生と電話で話してました。
いわゆる電話面談ってやつですな。
4本連続でお話ししたので口角の筋肉が疲労感。

いよいよ最終選考を目前にして
4人とも漠然とした不安を抱えていました。
だけど会話を終えた時にはモチベも上がって
選考に臨む心構え仕上がったように思います。


さて2日前のブログでは
採用に関わる雑感を書きました。

内容としては
本来の仕事をするための環境づくりを
実現するためのお話に終始しちゃいましたが。

さてさて今日はその続き。


採用の仕事に携わるワイが
どんなマインドで臨んでるかを書きたいっス。

採用における目的や目標とは何か?

・目標数を確保すること
・良い人材を獲得すること
・必要な経験やスキルを持った人を得ること
・・・etc

と、まぁいろいろあります。

ただワイが目的としているのは
先に挙げたいずれにも当てはまりません。

なぜならワイの目的は
その人間のポテンシャルを最大化すること。

相手の持っている武器(持ち味)を見つけ、
その武器の使い方に気づけるように仕向け
マイナスポイントを取り除くために指摘し
改善が必要だと気付かせる取り組みです。

要は相手を成長させて選考に送りこむ
指導教官みたいな役割だと思っています。

相手を数いる応募者の一人と考えず
一人の人間として興味を持ち
その人にしかない良さに注目する。

見せかけで盛り付けるのではなく
内面に持った魅力を引き出すことこそ
採用に関わる仕事の醍醐味とさえ思います。

選考場面で身の丈以上に自分をよく見せる
そんな必要はないとさえ思っています。

自分が気づいていないだけで
他人から見れば魅力的な部分を持っている
そんな人はたくさんいます。

気づいてないなら気づかせればいい。
気づいたならそれを最大化する方法を
会得してくれればいい。

正直なところ目標数なんて二の次です。

というか取り組んだ結果(成績)
ただそれだけのものです。



かつて前職でも採用やってましたけど
その時は求められるのは「数」でした。

いかに「数」を集めて
いかに不足を補っていくか。
ただそれだけが求められる採用でした。

そこで生じた現実とのギャップ。
それは「嘘で塗り固める」ことです。

人を集めるにはどうすれば良いか?
簡単なことです。

お金をかけてイベントに出まくって
キラキラした雰囲気を醸し出して
いいところだけを伝えていく。

これを徹底的にやり続ければ
結構な人数の応募者を確保できちゃいます。
だって相手は何も知らないんだもん。

現実はブラックな労働環境で
人もどんどん辞めていく。
その補充のために人を必要とする
ある意味、人材の自転車操業ですね。

だけどそんなものは一切見せません。
例え際どい質問を受けたとしても
うまく誤魔化せば良いだけです。

そうすればコロッとみんな騙されてくれる。


そんな採用に携わっていた反動か
それは分かりませんけど
今ではまったく逆の活動をしています。

嘘で着飾るのではなく事実を伝える

その事実が相手にとって受け入れ難ければ
別の道を選択してもらうことができます。
受け入れてくれるならば共に働けばいい。

ただそれだけのことです。

もし嘘をついて入社してもらっところで
相手は不幸な選択をしたことになります。
しかし会社はその選択に責任を負いません。

ならば正しい選択のための情報を余すことなく
アウトプットして判断を仰ぐ。
この真摯さは最も大切にすべきことじゃないか
ワイはそのように思うわけです。

採用選考ってお見合いみたいなもんです。
会社は人が欲しいから採用しています。
ゆえに人が欲しくて良く見せようとします。
応募者も内定欲しさに良く見せようとします。

そんな騙し合いのようなことをしても意味がない。

それよりもお互いが事実を知り納得した上で
共に働こう!となるのが正常なやり取りのハズ。

その真摯さにお互いが惹かれ・納得できたならば
最良の結果として成就するんではないでしょか。

ってことで今日はワイの採用マインドを
簡単に書いてみました。

「人が来ない」と苦しんでる採用担当者は
参考にしてみても良いのではないでしょか。

いいなと思ったら応援しよう!