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お菓子を買いすぎ?食費が気になって3カ月間まじめに記帳してみてわかったこと

 こんにちは! クラウド家計簿kakei+カケイプラスです。
 家計改善をしたいけど「何から始めたらわからない」「家計簿は苦手」という人は、食費を記帳をするだけでも、現状を把握して改善点をみつけることができます。

一念発起し、まじめに記帳してみた

 Mさん(40代)は夫、中1の長男、小3の長女との4人家族。家計簿はちょっと苦手で、続いたり、続かなかったり。昨年、ちょっと気になることがあり、副食物費(『羽仁もと子案家計簿』では食費を副食物費、主食費、調味料費の3つにわけています)だけを9月~11月の3カ月間、kakei+カケイプラスに入力してみました。

「夫が週末ごとに袋菓子のスナック類を買ってきて。子ども達も喜んで食べているけど、我が家のお菓子代、すごいことになってない?と疑問に思って」というのが、Mさんが家計簿を3カ月まじめにつけてみた理由です。実際のMさんの言葉を紹介します。

「家計簿は不定期でつけたりつけなかったり、まだら記帳の状態。それでもレシートは必ずもらって貯めていたので、そのレシートの束を副食物費だけ全部まとめ入力しました。 気になっていたお菓子代の把握が純粋な目的なので、買ったものをできるだけ入力することに集中して、現金合わせまでするのは今の自分には実力不足だと思い、切り捨てました。夫に家計簿をつけたいからレシートをとっておいてほしいと伝えてからは、捨てずに持っていてくれます。 」
「kakei+は、副食物費をさらに細かく魚介類、肉類、野菜類・・・と項目わけができます。買ったものを入力すると、自動で費目と項目をわけてくれるアシスト機能があり、項目ごとに自動で集計してくれます。項目ごとにグラフ表示される機能がお気に入りで、気になる支出が視覚的にすぐわかるので、それを励みに入力をしました。お菓子代のほかに、忙しい時にどうしても頼ってしまうお惣菜も気になったので、自分で項目を追加しておきました。」

3カ月記帳して、分かったこと

 まじめに記帳した3カ月の月平均を出したところ、お菓子代は11,805円と副食物費の21%をしめていました。

「体をつくるもとになる肉類と、同じ金額だけお菓子類を食べていたことがわかり、驚きました。項目ごとに見てみると、魚と肉は同じ量を食べることを意識していたのでバランスはいいのですが、野菜は購入額が少なく、青菜と子ども達があまり好きではない牛乳・乳製品、くだものをあまり食べていないことがわかりました。食生活は大事にしたいと思っていたのに、現れた実際の数字を見て反省しました。」

Mさん(4人家族)の副食物費の月平均。kakei+では副食物費を「項目」にカテゴリわけして記帳でき、Mさんは基本の項目に「お惣菜」を追加して使用。

少しずつステップアップ
買いものの目安の金額を決める

 Mさんは、2023年は費目の月予算をたてていましたが、3カ月平均の実際の数字を参考に、2024年は副食物費を項目ごとに予算を立てて、買い物するときの目安にできるようにしました。不足していた野菜や牛乳・乳製品、青菜類、くだものを摂取できるように、予算をとっています。

Mさんの副食物費の項目ごとの2024年月予算。

 「3カ月間、絶対に記帳しようと思って続けたことで、その後も、品数の少ないレシートは、当日中に入力する習慣が定着しました。品数の多いレシートは時間がかかるのでまとめておき、コープ宅配が来る曜日に、レシート類をまとめて1時間だけ入力すると決めたら、今年3月までは継続できました。ただ、4月は忙しくて、そこから私の意識とリズムが崩れてしまい記帳が中断しています。でも、kakei+は使いこなせれば、本当に便利で生活がおもしろくなることを実感できました。
 今年はトイレットペーパーやお米が品薄になり、私はマスコミの情報に動揺しやすいタイプですが、家計簿の経験から必要な量がわかっていると落ち着いて対処することができました。 
 友の会では、実際に家計簿を記帳して活用できている人たちと直接接することができるので、挫折しそうになっていても、また続けてみようという気持ちにさせてくれます。実際につけられている人たちの生活の説得力は半端ないですし、私もこういう風に人生をかさねたいとイメージできるようになりました。」

物価高を乗り切るには、家計簿が味方に

 いかがでしたでしょうか? 
 今年も食料品の値上げが続き、野菜やくだもの、お米の値段を見て「ちょっと前は●●円だったのに」とため息がでることもしばしば。
 11月8日に総務省が発表した9月の家計調査によると、9月に2人以上の世帯が消費に使った金額は(物価の変動を除いた実質で)前の年の同じ月に比べて1.1%減り、2か月連続の減少となりました。生鮮野菜や果物、肉類といった幅広い食品の減少は続いており、総務省は「家計の節約志向は変わっていない」と分析しています(一部引用:朝日新聞デジタル)。
 家計簿の中でも心と体の健康のため、食費は特に大切にしたい費目です。物価高がつづく昨今、ものの値段を基準に買い物をしているとバランスよく食べることが難しいことを痛感します。そんなとき、「家計簿の数字」はあなたの味方です。Mさんのように、気になる食材を記録してみるだけでも改善点が見えてきます。また、「くだものは月7,500円」と予算を目安にして買いものをすることで、安易な買い控えを避けて値上がりしていても安心して購入し、健康を大切にした食生活を送れます。

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 2024年10~12月、全国で家事家計講習会が開催されています。家計の悩みやお金の話ってリアルではなかなかしにくいものですが、全国友の会(雑誌『婦人之友』の読者の集まり)が主催するイベントでは、年齢の近い人の実践例を知れたり、人生の先輩からアドバイスをもらえたり、家計簿のつけ方を丁寧に教えてもらえたり。おすすめのイベントです!
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