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パトのおすすめお米サラダ。のお寿司風アレンジ

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リーゾネッロ お寿司風仕上げ

<二人分材料>

・リーゾネッロ 140g

・アボガド   1個

・スモークサーモン 70g

・調味料  塩  3 - 4 g
砂糖 イタリア風なら5g お寿司風なら10g
リンゴ酢 20ml


リーゾヴェネレ=日本名:黒米 リーゾネッロ リーゾネッロつまりRiso Nero黒いお米という名をつけたつもりの様ですが、Nero(黒)はネッロではなく、ネーロと発音します。
(こういうの気になる。。)

<作り方>

1・リーゾネッロは洗って日本風に炊きます。日本風なので水の量はお米の堆積の120%程度。普通お寿司飯の水はお米の堆積と同量ですが、リーゾネッロを炊く時は120−140%程度が良いようです。

最後の蒸らしは省きます。蓋を撮って水分がまだ全部吸収されていないようなら火にかけて軽く混ぜながら水分を飛ばします。

2・調味料は混ぜて溶かしておきます。

3・1が炊き上がったら、熱々の状態で2の調味料を加えます。

4・適当な大きさに切ったアボガドとスモークサーモンを上に乗せ、
  食べる時に混ぜていただきます。


出来立ての時に写真を撮り忘れ(笑)半分食べてからですが。。ベルギーで見つけた古伊万里の鉢でサーブしました。スプーンはベルリンのアンティーク市で見つけたスプーン。浅い丸めの大きめスプーンの両脇に更にエラがついています。後で調べたら、マッシュポテトをサーブするためのスプーンだとか。浅いのでジェラートをサーブするのにも重宝しています。

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「リーゾヴェネレとスモークサーモンとアボガドのお米サラダってすごく美味しいのよ。」と久々に会ったパトが言う。
新型コロナで社交自粛が終わり、そろそろ普通の生活に戻りつつある頃のことだった。

リーゾヴェネレとは日本ではリーゾネッロと呼ばれるノヴァーラ付近(北イタリア北西部。ミラノとトリノの中間くらい)黒い玄米で茹でて塩とオリーブオイルをかけただけでもコクがあり美味しい。

聞いた時始めに思ったのは「スモークサーモンとアボガドとお米って、つまりカリフォルニア寿司の取り合わせではないか。」と言う事。

「お米サラダ」というのは日本ではあまり聞かない品かもしれない。レストランのメニューに載っているのは見たことがないので旅行者として食べる機会は少ないかもしれない、が、イタリアではかなりポピュラーな家庭料理で、茹でたお米に野菜やピクルス、ツナ、チーズ、オリーブなどを入れてオリーブオイルで調味したもの。

その後パトにご馳走してもらう機会もなかったので、グルメ友タマルとマウロその他の友人を招待した時に作ってみる事にする。

その他の招待者はタマルとマウロの元ママ友、パパ友。つまり子供が同じ学校に通っていたという繋がりの友達グループの集まり(主に夕食会、昼食会)に子供のいない私がいつからか招待されるようになり。いつも呼んでもらうばかりなので今度は私が招待しよう、という企画だった。

一応お客様向けなのでお米サラダは調味料を加減して何度か試作をしてみた。
イタリアではお米サラダにお酢を入れる人と入れない人がいるが、鮨飯のように砂糖を入れる人はいない。でも食材がお寿司の取り合わせなので、と試しに少量の、甘いとは感じない程度の、砂糖を入れて見るとコクが出るし、少しツヤも出て見た目も良くなることが分かりこれを採用。お酢はリンゴ酢を使用。

さて本番の夕食会の日、グルメ友タマルが「美味しいけど、これ、お米茹でているでしょ。栄養価が抜けちゃって勿体無いわ。」と言う。

そうイタリアではお米サラダはお米を多めのお湯の中で茹でるのです。

その時は「玄米だからそんなに抜けないわよ。」と返したが、よく考えるとやはりタマルの言うことが正しい。

なのでその後試しにリーゾネッロを日本風に炊いてみた。

確かにこの方が美味しい。お米に更にコクが残る。
イタリア風お米サラダなのでお米はアルデンテ。だから蒸らさない。

料理の写真はミラノ在住の日本人の澄子さんを招待した際のものなのでお寿司並みの量のお砂糖を入れています。


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