カジョリカ

クチーナ・カジョリカは「レシピ」とそれを教えてくれた「人たち」のお話です。 自己紹介ページ>> https://note.com/kajorica/n/nfeb215d3d7cd ブログページ>> https://cucina-kajorica.blogspot.com

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  • お肉料理 レシピ

    お肉料理 レシピのまとめです。

  • 野菜料理 レシピまとめ

    メインディッシュになるような野菜料理とサラダなどのレシピのまとめです。

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    パスタ レシピまとめです。

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    お菓子、デザート レシピのまとめ

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    魚料理のレシピまとめです

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母餃子風vsマウロのミネストラ風・ロールキャベツ東西二種

日が短くなり、大勢での夕食会が多い季節になりました。 写真は昨晩のネッラ家で前菜。 左側のビーツとギリシャ風ヨーグルトとザクロの前菜美味しかったので、近いうちにご紹介します。 さて、私のレシピに戻り、少数人の食事会だと色々実験的なメニューを公開するのですが10人を超える会食となると、セコンド(メインディッシュ)は肉の塊のローストとかで済ませてしまうことが多く少し反省しています。 地球環境的にも年齢的にもガツンとお肉の塊、と言うのではないセコンドももっと開発したい、と昔のお

    • マルチェッロのため(?)と物価高対策の日伊合作手打ちラーメン

      マルチェッロは今高校2年生。 小さい頃から日本の漫画やアニメが大好きで、大の日本贔屓。片言の日本語も話す。 2、3年前クネアツに登るロープウェイの中で、お調子者の弟のマルコを横目に、私に向かって 「カ・レ・ハ・バ・カ・デ・ス」 と言う。 それまでイタリア語で話をしていたのでいきなり日本語に切り替わった会話を理解するのに一瞬時間がかかったが、十分通じる日本語だった。 マルチェッロの大好物は「ラーメン」 パオラもマルチェッロはラーメンが大好きなのよ、とよく言う。 そう言われ

      • ミラネーゼとプリエーゼ、オレキエッテ・コン・チーマ ディ ラパ

        今週から冬時間。 大好きな冬野菜チーマ ディ ラパがメルシェに出回り始めたので、「オレキエッテ・コン・チーマ ディ ラパ」のレシピを書きましょう。 プーリア州を代表するパスタに耳たぶの形をしたオレキエッテというのがある事は でも書きましたが、そのオレキエッテのレシピの中でも最も有名なのがこのオレキエッテ・コン・チーマ ディ ラパ 日本で言うと菜の花に似たチーマ ディ ラパという野菜ともっと簡単なパスタレシピについてはこちらでも書きましたが 「タミーのチーマ・ディ・ラパのパ

        • 食べるジュエリー?由美さんのいちじくのコンポート

          今回は日本の友人に教わったレシピです。 由美さんとはアンティークテーブルウエア好き同士で知り合った。 私はバカラ、サンルイなどを中心とするアンティーク・クリスタルに焦点を当てているけれど、由美さんはアンティーク・クリスタルのコレクションもさる事ながら、アンティークの陶磁器などにも領域を広げているのが凄い。 年齢的にちょっとだけお姉様というだけでなく、落ち着いた声で元々姉御肌。なんだか守られているような気がするのも嬉しい。 特注のお洋服を作るのがメインのお仕事。本当はイ

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        • 野菜料理 レシピまとめ
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        記事

          パルマでのオペラ鑑賞とイチジクとチーズの馬刺しロール

          簡単料理レシピが続きます。先日パルマで食べたサンドイッチをヒントにした自己開発前菜レシピです。火も使わずに5分で出来ますが、結構洗練された味になり、ワインのお供に良さそうでなかなか満足です。 *** この日曜オーケストラの指揮者をしている友人から彼が指揮するオペラ「マクベス」に招待されパルマまで行ってきた。 パルマはミラノからだと高速鉄道で1時間程度だし本数も多いので交通にはあまり心配していなかった。が、3日前になって土曜夜9時から24時間の鉄道ストライキだという。

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          詩人オレッタの簡単鱈のソテーと家庭内平和と世界平和

          今年の秋はなぜが食欲が少なく、ゆるーい投稿が続いていますが、今回も例に漏れない簡単料理です。 オレッタも、主に90年代に付き合った人。 カルボナーラのレシピの時に書いたソフィーのように、お互いよく理解していたら初めから付き合っていなかったかもしれない人と思う。 イタリアに来て10年くらいはそういう人と付き合う機会が何度もあった。 ソフィーの話とカルボナーラのレシピはこちら。 オレッタの肩書は詩人。 ミラノの高級ファッションブティック街で有名な通りの建物の最上階のとても明

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          お料理感覚で作れる、自家製ルームフレグランスと香りと記憶

          いつもイタリア料理のレシピを投稿していますが、今日は脱線してルームフレグランスのレシピです。 お料理感覚で簡単に作れます。 味わうのが味覚でなくて、嗅覚であるという違い。 *** 少し前、隣人宅をちょい用でノックした。 お隣のパオロとマヌエラ夫妻は引っ越してきた時に驚いたほどの美男美女カップルだ。引っ越し当時まだ小さかった一人娘のカロリーナも今では中学生。他に何故かアチューゲ、つまり「イワシ」という名の綿飴のようにふわふわな白いペルシャ猫も家族の一員。 ドアを開け

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          パトのビーツとクリームチーズのムース  ベジタリアン対応

          15分ぐらいで簡単にできる、色の綺麗な見栄えの良いアンティパストです。 これはイスラエル料理だと聞きました。 でもイスラエル出身のグルメ友タマルからもらったレシピではなく、イタリア人のパトから教わったもの。 パトはロンドンで活躍するイスラエル出身のシェフ、ヨタム・オットレンギのファンだから、かもしれない。でもこれがオットレンギのレシピかどうかは定かではありません。 https://en.wikipedia.org/wiki/Yotam_Ottolenghi 以前一度

          パトのビーツとクリームチーズのムース  ベジタリアン対応

          つぶつぶ杏ジャム+イタリアメジャーレシピサイト分量比較付き

          金曜午後から日曜までクネアツにいくので、今週は早めの時間に投稿します。 クネアツについてはこちら https://cucina-kajorica.blogspot.com/2024/02/blog-post_9.html 7月ににわとこの実のジャムを沢山作ったので、来年1月くらいまではもつかと思っていたのですが、パオラのお姉さんのシルビアに「にわとこの実のジャム」をあげる約束をしたら、やはりパオラにもあげないと変かな。。。などをいう感じで勢いよくなくなり、先日最後の1瓶を

          つぶつぶ杏ジャム+イタリアメジャーレシピサイト分量比較付き

          普段和食・トロペアの赤玉ねぎとイワシの炊き込みご飯と土鍋での炊飯について。

          トロペアの赤玉ねぎこのブログはイタリア料理、食文化を通してイタリア生活の豊かさが伝えられたらという意図でかきはじめたのでいつもイタリア料理ばかり投稿していますが、いつもイタリア料理ばかり食べているわけではありません。 日本食も食べます。時期により1/4か1/3は和食です。 この炊き込みご飯は一人で簡単にランチを済ませる時によく作るもの。 基本和食ですが、南イタリアカラブリア州特産のトロペアの赤玉ねぎを使うと玉ねぎが甘ーく美味しいので、「和食にイタリア食材を使う例」として

          普段和食・トロペアの赤玉ねぎとイワシの炊き込みご飯と土鍋での炊飯について。

          夏の名残り。ステファニアのママのトマトのライス詰め

          夕立が数回降って、袖なしのワンピースでは涼しいくらいの陽気になっってしまった。 行く夏が残念なような、涼しくなって嬉しいような複雑な気持ちです。 投稿するレシピも迷うところ。ファッションのように季節を先取りして早速秋らしいレシピを載せるか、まだメルシェの主役の夏野菜の料理にするか。。。。 うーんと迷って、まだ夏野菜の料理にすることにします。 これもステファニアのレシピ。 彼女に関してはブログを始めて間もない頃に書いたこちらのページをご覧ください。 https://not

          夏の名残り。ステファニアのママのトマトのライス詰め

          アンナリータと夏のミラノ。プールサイドで仕入れたレシピ「愚か者のパスタ」オレキエッテ・アッラ・ミンキアータ

          今週から仕事を再開している人も多いはずなのに、まだ、ミラノの街はまだなんとなくバカンスムードで、時間の流れ方が鈍い感じがする。車も人もまだ少ない。 来週になるとリラックスした感じの日焼けした人達でいつも通り街は賑わうのでしょう。 *** 「オレキエッテ」とはプーリア州(長靴の踵)名物の耳たぶ型のパスタ。 「ミンキアータ」とはイタリア語を知っている人ならギョッとする様な、特に南イタリアで使われるスラング。意味の詳細はレシピの後に書きますが「馬鹿」とか「アホ」の様な意味で

          アンナリータと夏のミラノ。プールサイドで仕入れたレシピ「愚か者のパスタ」オレキエッテ・アッラ・ミンキアータ

          余り野菜で作るナスのボート、手抜きヴァージョン

          明日から夏休み。 今週来週は投稿はお休みしようと思っていましたが。。。 2週間近く家を空けるので冷蔵庫が空になるように上手く買い物したつもりだったのに、ナスが1個丸々残っている。。。 こちらでは一般的な丸い、大きな茄子。日本の丸茄子みたいな形状です。 そこで、昔から時々作るナスのボートのレシピを投稿することにします。 本格的なナスのチーズ焼きといえばパルミジャーナという料理がイタリアでは有名で、ラザーニャのパスタの代わりに揚げナスを重ね焼きする料理。とてもパンチのあ

          余り野菜で作るナスのボート、手抜きヴァージョン

          アンダルシア風ガスパチョとステファノに借りたアルモドバル『神経衰弱ぎりぎりの女たち』のガスパチョ

          夏になり、猛暑が続くとほぼ毎日の様に作るのがこのカスパチョ。 火を使わずに出来る野菜たっぷりのスープ。美味しく、とても清涼感があります。 このレシピの基本はイタリアのメジャーレシピサイト、ジャッロ・ザッフェラーノの「アンダルシア風ガスパチョ」を参考にしていますが、カルロスがマドリード生まれのお母さん直伝のレシピで作った物と、味に大きな違いはありません。 カルロスのお母さん流と比較して違いは二つ。 一つ目は、カルロスのお母さんはミキサーにかけた後、丁寧に裏漉しをしてとて

          アンダルシア風ガスパチョとステファノに借りたアルモドバル『神経衰弱ぎりぎりの女たち』のガスパチョ

          簡単で経済的!スイカのアイスキャンディー

          2024年の創作大賞も終了し、今回はほぼお休みに近い超手抜き、、、レシピとも呼べないスイカの食べ方です。 昨年の今頃に投稿した「タマルのイスラエルの夏の簡単前菜とそのバリエーション」の最後の方に余ったスイカの食べ方として載せていたのですが、 https://note.com/kajorica/n/n315d32f57eca?magazine_key=m22cc05a4c075 ブログもノートも始めて間もない頃、多分極一握りの人しか見ていないのではないかと、別途再投稿します

          簡単で経済的!スイカのアイスキャンディー

          にわとこの実のジャムとムーランとトマトピューレとイタリアのマンマ

          ご存知の方も多いと思いますが、ヨーロッパのイギリスを除く大陸側では「甘い朝食」というのが主流で、それをコンチネンタル・ブレックファーストと呼びます。 「朝から甘いもの?」と、イタリアに住み始めてすぐの頃は少し抵抗があったけれど、慣れると朝から塩っぱい食事というのに大きな違和感さえ覚えます。 食というのは習慣に大きく左右されるものですね。 甘いもの中心のコンチネンタル・ブレックファーストでかかせないのはジャム。 個人的な好みでは数あるジャムの中で、「にわとこの実」のジャム

          にわとこの実のジャムとムーランとトマトピューレとイタリアのマンマ