デザインの勝利事例集~機能性が高いデザインは最強~
前回書いた「デザインの敗北」記事が大いにバズり、多くの方から「デザインの勝利事例集が見たいです!」という要望を頂きました。
そこで今回は「デザインの敗北」とは真逆の、いわば「デザインの勝利」と呼んでもいいほど秀逸なデザインたちを複数集めてみました。
※「デザインの敗北」記事はこちら
悪いデザインから学べることもありますが、当然いいデザインから学べることも大いにありますね。
1.ガラス張りの消火栓
このプロダクトデザインは見事ですね。
この方が書いている通り、周りの空間とうまく調和しながら、表から見ても裏から見ても、どこに何が入っているのかが一目瞭然です。
「消火栓」という緊急性の高い設備に必要な機能性を持たせながら、オシャレでスタイリッシュなデザインが素晴らしいですね。
2.ダンボールに描いた「テレビの絵」
段ボールに「テレビの絵」、つまり精密機械が入っているような見せ方をすることによって、荷物が丁寧に運ばれるようになったとのことです。
中身やサービス内容を変えること無く、「ダンボールに記載する絵を変えた」というデザインの力による問題解決、まさに「デザインの勝利」と言うべき事例かなと思います。
同じく「ダンボールを使った割れ物注意」には次のツイートも話題になっていましたね。
集中線を使うことで配達員の意識をここに集中させることが出来るようです。
3.トイレの個室表札システム
入り口からみて「その個室が空いているのか?使用中なのか?」が青と赤の表札によって簡単に見分けられる、というデザインです。
非常に簡単な作りではありますが、「パッと見て一瞬で分かる」というとても機能的なデザインと言えますね。
特にトイレという緊急性が高いところでは、こういった「一見簡素だけれども視認性が高い」デザインが重要ですね。本当に。
4.名刺交換時に「一番綺麗に見える」名刺
この名刺、最初見た時は何が何やら分からなかったのですが、実際に名刺交換をする場面をイメージしてみると「なるほどそういうことか」と理解出来ました。
あなたが名刺を渡すとして、どこを持って相手に渡すのか?相手は名刺のどこからどこまで目にするのか?と考えた際、意味が分かりますね。
これは非常に秀逸なデザインでした。
5.「9°」傾いた本立て
通常の「本立て」は90度の直角で、本が真っ直ぐに立つようになっていますが、この「9°傾いた本立て」は、下の画像のように「自然でオシャレに本が傾き、なおかつ本が倒れることを防止する」という働きをしてくれるのです。
本立て自体は全く主張せずに、「本が自然な感じで傾いている」というオシャレ感を演出してくれるのです。
普通は「90°」と考えてしまうところを「9°」にしたという発想はお見事です。
6.収納付きコタツ
これは確かに目にしたことが無かったですね。
コタツと聞くとつい「天板があるだけ」というイメージが付いてしまっていますが、確かに収納が付いていても全く問題ないですよね(温度の問題はありますが)。
7.持ち手が邪魔にならない充電ケーブル
これも素晴らしいプロダクトですね。
充電中にスマホゲームや動画視聴時を行っていると、どうしても「充電ケーブルが邪魔だな…」と思ってしまうこともあるのですが、このプロダクトがあればかなり快適に過ごせそうですね。
8.ペンを支えてくれるカニさん
こういうユニークでちょっとやる気が湧いてくるようなプロダクトも素晴らしいですね。
「ペンをなくす」ということも防止出来るでしょうし、ついついペンを置いたり持ったりすることが楽しくなりそうですね。
日常にふっと遊び心を持ったアイテムがあるのはいいですね。
9.旅行用のミニカラークリーム
泊まりの旅行や出張などの際、女性であればあれこれアイシャドウやリップなどを持っていかなければならないので面倒&荷物がかさばってしまうのですが、これくらいコンパクトなアイテムがあるとすごく助かりますね。
ユーザー体験を快適にするのもデザインの大きな役割だと実感出来ますね。
10.カドケシ|コクヨ
プロダクト系では、コクヨの「カドケシ」も秀逸なデザインに入ってきますね。
当時わたしは小学生でしたが、「カドケシ」が発売された当初は大変な話題になり、みんなが一回は使ってみるくらいの大ヒット商品となっていました。
それくらい、「どこから使っても角で消せる」というのは画期的でした。
11.ペットのノミ取りスプレーの広告
これは素晴らしい広告デザインですね。
犬の絵を床に描き、その上を通る人々がまるで「犬に群がるダニ」のように見せていることから、この広告が何を伝えたいのかということが上から見下ろした時に判明する、という作りになっています。
人をダニに見立てるのはどうなのかという別の議論も発生しそうですが、それでも見せ方が秀逸ですね。デザイナーのセンスを感じます。
以上です。
もしこの記事を読んで頂けた方の中で、「このデザインも秀逸だった!」という事例をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひコメント欄に記載してください!
それもこの記事の中に追加させて頂くかもしれません。
前回記事(デザインの敗北)はこちら
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