【読書メモ】THE TEAM 5つの法則
オススメ度(5段階評価)
読みやすさ:4
内容の濃さ:4
再読の可能性:3
経験則に頼りがちなチームビルドを体系的に書かれている。
ケーススタディの解説もあり、理解しやすい。
チームビルドは唯一正しい答えがない点もしっかりと伝えている。
納得感はあるが、印象に残るコメントはあまり多くなかった。
この本を読む理由(期待していること)
チームのあり方を知る
目標を常に達成するチームの作り方と育て方を知りたい
本書の学び
良いチームを構築するための5つの要素
A=Aim(目標設定)の法則
B=Boarding(人員選定)の法則
C=Communication(意思疎通)の法則
D=Decision(意思決定)の法則
E=Engagement(共感創造)の法則
読書メモ
Aimの法則
Boardingの法則
Communicationの法則
Decisionの法則
Engagementの法則
Aimの法則
共通の目的を持つ
目的を達成するチームが良いチームなのではなく、目的を適切に設定するのが良いチーム
目標設定の分類
意義目標(OKR
アクションのわかりやすさ : 小
ブレイクスルーの起きやすさ : 大
成果目標(MBO
アクションのわかりやすさ : 中
ブレイクスルーの起きやすさ : 中
行動目標
アクションのわかりやすさ : 大
ブレイクスルーの起きやすさ : 小
行動目標しか設定しない
作業の奴隷になりやすい
成果の目標しか設定しない
数字の奴隷になりやすい
Boardingの法則
チームの分類は下記の2軸をもとに4象限で表せる
環境の変化度合い
人材の連携度合い
環境の変化の度合いが小さい場合、メンバー選びは入り口にこだわる
環境の変化の度合いが小さい場合、メンバー選びは出口にこだわる
人材の連携度合いが小さい場合、似たようなタイプの能力を持った人材を集めたほうがいい
人材の連携度合いが大きい場合、異なるタイプの能力を持った人材を集めたほうがいい
Communicationの法則
チームとして高いパフォーマンスを出すためにはメンバー同士の連携が重要。
適切にルールを設計して、無駄なコミュニケーションを減らす。
お互いを理解するコミュニケーションに投資し、相互理解と心理的安全性を担保する。
Decisionの法則
チームの意思決定の方法
独裁
時間:短
納得感:低
多数決
時間:中
納得感:中
合義
時間:長
納得感:高
合義がスピーディーに進む方法
KT法
リーダーはメンバーの反発に恐れずに大胆に決断をする
自分たちのチームの決断を、メンバー全員で正解にしていく
意思決定に対するスタンスをメンバー全員で共有する
Engagementの法則
すべてのチームメンバーがモチベーションに左右される
エンゲージメントを高めるための4P
Philosophy(理念・方針)
Profession(活動・成長)
People(人材・風土)
Privilege(待遇・特権)
エンゲージメント=報酬・目標の魅力(WILL) × 達成可能性(CAN) × 危機感(MUST)
今の人は報酬感情で動きがち