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福地海斗
2020年2月4日 22:33
絶賛、第6回公演の稽古をしている。僕の作品はよく「判りづらい」と言われる。時折、前時代的なものを書いているのかも知れない、と思いクラクラすることがある。ていうか分かり易い物が流行り過ぎてるだけなのでは?と、思う。ちょっと入り組んだアニメは批判され、舞台なんか、モダンな物よりも2.5次元系が流行って居る。(2.5次元舞台を批判したい訳ではない)テレビのニュースはわ
2020年1月5日 13:07
僕は、関東圏で活動する幻ノ國という劇団の主宰を務めている。具体的に言うと、作・演出を担当している。その僕が、次の公演でメインキャストを演じることになった。多分1番目か2番目くらいにセリフが多い。これまで作った作品は、幻ノ國という名前に相応しく幻のような幻想的なモノを書いてきたつもりだ。しかし、今回の作品はこれまでとは打って変わって、より現実的なものを書く気になって書
2019年12月27日 20:28
21世紀に物心がついた僕らにとって全体感なんてものは遠い存在だった。小中高の画一化教育課程なんてどこか上の空で俯瞰していたし、アイデンティティなんてあるようでないファッションのようなものであった。翌日には、アメリカ国旗柄のスマホで記紀神話を調べたりなんかしていた。頭の悪い大学生のレポートの始まりは大抵、SNSの普及のせいで〜、とかIT革命によって〜、とかで始まる。そんな
2019年12月25日 03:48
過去は擬似的に視覚化できる。 我々の記憶は所謂、イベント(事象を表す象徴)としての記録を脳内に残しやすい。そのイベントとして記憶された物事の中には、その時の雰囲気や感情、会話、匂い、音などといったある出来事における詳細な部分が内包されているということは言うまでもない。 しかし、この記憶の詳細な部分こそもっとも忘れてしまいがちなものであり、いつの間にか我々は、「記憶す
2019年12月24日 00:30
天国が滅んでいる夢を見た。と、始まる文章があったとしよう。どんな話が膨らむだろうか。今、それで悩んでいる。見たには見たのだ、そんな夢を。まるで演劇みたいであった。でも、ただそれだけのオチのない話なのである。続きを言うとするならば、ぼくは天国に立罩める霧の中にいた。無論、天使の輪っかなどない。その代わりと言ってはなんだが申しわけ程度の小さなバツ印が頭上に一つ。あ
2019年1月5日 02:04
2019年が始まる。新しい元号に変わるから騒ぎの最中いつからか不思議と猛烈な擬かしさを覚え始め、その擬かしさが絶頂に達した所で、前から気になってたnoteとやらに手を出す事をここに宣言する。この宣言はあくまでも気まぐれであり、3日で唱え終わるかもしれないが気が済むまで綴っていきたい。新年早々、僕のモドカシサは水から来ている。水に触れた時のあの感じ(触れたはずなのに曖昧な感触
2019年12月23日 14:22
宣言通り、初投稿でnoteを辞め、無事三日坊主と成ったのでありました。ですが、気が向いたのでもう一度出家しようかと考えています。前回、「2019年がやってくる」的なことを話していたのですが気付けばすぐそこに2020年が顔を出して手なんか振っちゃったりしてる。「お前じゃない。どこへ行ったおれの2019年!」と辺りを見渡せば新元号が舌を出してお尻を叩いている。「キサマ!」と追