見出し画像

ASDとうつの噛み合わせの悪さと私の取った対処法について

※ノート初心者のため読み辛い点あるかもしれませんが、その際は申し訳ございません※


初めに

私はASD,被虐児など生まれた時から人生ハードモードな事もあり、そこに当時の過剰適応+職場環境の劣悪さから、ある日を境にうつ病となってしまいました。
うつの辛さは今でも続いており闘病中です。

二次障害でうつを抱えより苦しかったこと

ASD×うつで双方の症状が助長される


私が特に個人的に苦しんだ(苦しんでいる)のは、私がASDであるために掛け算どころか下手したら累乗方式でどんどん状態が悪循環に入っていったことです。

どういうことかと言うと、うつによりASDの特性が増悪+擬態ができなくなり、それらが更にうつを悪化させてしまうのです。

具体例


・聴覚や視覚の過敏さが増悪

これで更に具合が悪くなりやすくなりました。

・頭の中が上記の過敏さに占拠され、重要な情報がうつのWM低下も併せて頭から抜け出てしまう

これで仕事や日常のミスや忘れ物が増え、かなり困りました。

・前庭感覚、固有覚の弱さがより酷くなり怪我や落とし物ばかりする

酷い時には調理をしていてⅡ度の火傷を負い、一週間は包帯を巻いた生活でした。

・ASDの特性、うつの症状でコミュニケーションの難が悪化する

これが更にうつの孤独感、希死念慮を深め、本来ソロ活動が平気な特性のASDの私が、、と信じられないほど毎日みじめで孤独で本当に辛かったです。

・ASDのシングルフォーカスがうつによる失敗にあてられる。

これで普段以上に異常に長く引きずり落ち込み、うつが悪化しました。

・上記の落ち込みに時間とエネルギーを消耗し、更に動けなくなる

今思い起こせば比較的調子の良い日でも、1日の3/2は過去の失敗に囚われ何もできませんでした。

メンタル崩壊部屋爆誕


上記具体例にうつの悲観や自責の念が加わると、見る見る内に落ち込む事や希死念慮が増悪していき(自分なんか死んだほうが良いんじゃないか)という気持ちで床が見えなくなるほどの精神的汚部屋が爆誕しました。

この精神的汚部屋、何が問題かというと几帳面な私の特性が災いして服薬はきちんとしている上に物理的に部屋はキレイに保っているため、主治医からも少なくとも私は重視されませんでした。
文字通り【見えない障害】の見つけにくさと本人のしんどさが二乗されてしまう訳です。

仕事をすればミスをし、うつの人と語ればASD故のコミュ障から上手くいかず、ASDと話をしては感情に事実で返答が返ってくるので落ち込み…と何処にも居場所を見つけられなくなります。
それこそ匿名ありきのオンラインでさえ。

解決の起点

主治医に実情を打ち明ける

こうした精神的汚部屋が遂に溢れかえった時、私はようやく主治医に如何に自身の胸の内が暗澹としているかを、ヘドロを垂れ流すように脳内の台本を大根役者が無表情に読み上げるように、棒読み口調で一気に一方的に排泥しました。
そしてようやく医師は事の重大さに短期間での再診及び障害者雇用であるため上司への連携までしてくれました。

それから(対策など)

・ノイズキャンセリングイヤフォンの仕事中の使用(過敏対策のため)

・どんな醜い感情であろうと、ありのままノートに書き出してカタルシスを得たら破って捨てる

・理解を得られそうな人には状況を伝えていつも通りに振る舞えない事とそれが相手への陰性感情を含んではいないことを伝える

・リアルやSNSの交流を必要最小限に留める

・意識的にうつの日干しのような何もしない日を設ける

・自分は生きてて良いことをしつこい位に何度も認識する。認識が揺らいだら主治医や親しい友人にサポートしてもらう。

こうした事を続けていくと季節の経過もあり(うつ絶頂期は真冬でした)、徐々に良くなってきました。

最後に

随分と長くなってしまいましだが、これを読んでいて同じような状況に苦しんでいる方には、まずは一層おおげさな位のヘルプアピールをオススメします。
人によるとは思いますが、自分の感情と表象との回路が切断されている自分にはこれが最もその後の支援を受ける上で大きなきっかけになりました。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?