うつ闘病日記2024.5/25〜5/26 〜友人との逢瀬と気付き〜
5/25(土)〜5/26(日)
どの日も朝起き上がれませんでしたが、所用があったため、お昼前に起床、用を済ませる日々でした。
どちらも同僚や友人とランチをしたのですが、楽しいことでも特性上疲れるなど色々なことが分かり、色々学びました。
人との付き合いの現状の特性
・どんなに話自体は弾んでも、帰宅後はしばらくダウンする
・私は圧倒的に言語性凸の人間なので、相手がそうではない(相手が悪いわけではなく私の特性です)時は、頭の中で言葉の互換性を常時意識=常に脳内同時翻訳状態で話し続けるので負荷がかかる
・5月とは思えない暑さに慣れていない事での負荷もかかる
・(私の課題ですが)誰が相手でも小休憩やお手洗いの希望を言い出せない
・過剰適応の気がかなりある
・趣味が合う相手との趣味の話なら気も遣わずひたすら話が弾む
このため、今後はより程良い付き合い方を学ぶ必要があると思いました。
食べたものたちや学んだこと
同僚A
会った人の内1人は職場の同僚でした。
彼とは互いに共有する特性もあり、話題を選べば話もできるため、私にとっては数少ない社外でも交流のある人です。
しかし波長やテンポが綺麗に合うかと言えば決してそうではありません。
私はかなりの言語優位ですが、彼はそうではなく、私は視覚認知凹で目疲れを起こしやすいのでゲームを生活の中心に据えることは出来ませんが、彼はゲームの大家と言っても過言ではない博識なヘヴィゲーマーです。
また私は疲れやすい特性がありますが、彼は喉から手が出るほど羨ましいほどに疲れ知らずの人間です。
また彼は実家住まいでご家族の理解にも恵まれているため、休日はかなり動きがききますが、私は家事があるためそうはいきません。
そうした中でも細々と付き合いが続いており、話も噛み合ったり噛み合わなかったりのランチは楽しいものでした。
また彼はご家族の理解があることから、自身の交友関係もご家族に話しており、私の現状を知ってくださってのご家族の方からのメッセージをいただいた際には涙腺が緩みました。
確かに私は家庭の理解に恵まれた障害者の方々と接するとその落差に絶望しますが、その恩恵に預かっているのも事実です。
これはしっかりと認識する必要があると感じました。
友人B
続いて、数年ぶりに会う、うつ仲間でもある友人。
彼女も元は同僚でしたが、勤務先の変わった現在でも付き合いの続いている貴重な友人の一人です。
本来は1年前に彼女が私の住むところへ観光がてらやってくる予定でしたが、彼女の体調が思わしくなく延期し、待望の数年ぶりの再会。
私の姿を見つけて駆けてきた彼女は、しっかりと日に焼けて元気そうな笑顔を浮かべており何よりでした。
今でも、潔くうなじまでカットされたヘアスタイルに良く似合う、風にはためくロイヤルブルーのスカートの鮮やかさが目に焼き付いています。
彼女は大変博識で知的な方なのですが、彼女と話をすることで改めて私の特性も確認しました。
共感も大事ですが、何より知識の吸収や論理の学びが楽しい
言語性凸の人間との会話は脳内同時翻訳をする必要がないので、話が早くて圧倒的に助かるし、何よりもトントン拍子に進む会話自体が楽しい
また初めて聞く彼女の話の中で、意外な点もたくさん見つかり、面白く感じました。
・元はファッションを志していたこと
・そこから一転し、記号論理を専攻していたこと
・華麗な育ちながら家庭は機能不全であったこと
・大学時代に体調を崩し、明晰な彼女ですら卒業まで長い時間がかかったこと
人間、話を聞いてみるまでは分からない
本当にそう思いました。
私は彼女については、深い話をお互いする事が好きで哲学的な事を考えることも好きで、うつ仲間という事だけで繋がっていました。
むしろ、勝手に私とは(それは確かに事実ですが)異なって育ちが良く、(それも事実ですが)どこに出ても恥ずかしくない学歴を持ち、既婚者であり他人とも立派に共生する能力を持ち、たまたま人生の途中でうつに足を取られた人、という認識でいました。
それが今回フェイス・トゥ・フェイスで何時間も話をして、これまでの経緯まで聞くことで、意外にも身近な部分もあることも知りました。
これまで私は勝手に彼女と言う人をどこか遠い国の人の様に思っていましたが、それは間違いでした。
彼女は近い国の人間でした。
私は実際に周囲と比較しても、これまでの経緯や現場など、中々特殊で生きづらさが幾重にも重ね着をしている様な人間です。
ただ、それを意識する余りに他人に対して勝手に心の゙中で線引をしたり、相手との接触を忌避したりすることは本当に良くないと学びました。
遠い国に住んでいると思い込んでいるあの人は、案外に隣の惑星に住んでいる人で、身を乗り出せば顔の見える位置にいる人かもしれないから。
心の中で彼女に対し勝手な勘違いをしていた事を謝りつつ、別れた時の彼女の声色は明るく、こうして不定期に会える間柄も何とも良いものだと感慨に耽りながら夜の街を帰りました。
最後に
このように今回の休日は流れ何だかんだで特性上、疲弊もしましたが、学びもたくさんありました。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
あなたの近くにも身を乗り出せば届く何かがありますように。