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西仏戦争 (1635–1659) がピレネー条約の締結をもって幕を閉じると共に、スペインの覇権は終わ…
イベリア半島、すなわちスペインやポルトガルのオルガンは、意外にもイタリアではなくフランド…
16世紀後半から17世紀前半のスペイン、いわゆる「黄金時代 Siglo de Oro」の末期であり、ミゲ…
ルイ14世時代のフランス・オルガン音楽の最大の資料は、1978年にカナダで発見された『モントリ…
Noël はクリスマスを祝うフランスの宗教的な俗謡です。これはラテン語の natalis(誕生) あ…
フランス・クラヴサン楽派の始祖がシャンボニエールであるなら、オルガン音楽については、ギヨ…
16世紀から17世紀にかけて、西洋音楽の様々な旋法は長調と短調の組織に取って代わられていきます。 しかし教会、特にカトリックの典礼ではグレゴリオ聖歌は不可欠であり、それと共存することを求められるオルガン音楽は、すでに実質的に調性に基づいてはいても、旋法に対応することが要求されました。そのため両原理の間には慣習的な対応関係が構築されることになります。 それについてお話する前に、まず教会旋法について概観しておきましょう。 教会旋法がドリアだのリディアだのというギリシャ語名を
フランソワ・ロベルデ (1624–1680) の『フーガとカプリス集 Fugues, et caprices, à quatre…
ルイ・クープランのオルガン曲のほとんどを独占的に収録するオールダム写本の封印が解けてもう…