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そもそも「マーケティング」ってなに?

こんにちは!株式会社Innovation X Solutionsの高濱です!

「マーケティングを勉強したいけど、そもそもマーケティングってなに?」

マーケティングの意味について「日本マーケティング協会」で下記のように定義しています。

マーケティングとは、顧客や社会と共に価値を創造し、その価値を広く浸透させることによって、ステークホルダーとの関係性を醸成し、より豊かで持続可能な社会を実現するための構想でありプロセスである。

出典:公益社団法人日本マーケティング協会「34年振りにマーケティングの定義を刷新」

上記の説明では少々難しいので、本記事ではマーケティングの意味をわかりやすく解説します!


マーケティングの意味を解説

そもそも、マーケティングとは、世の中の悩みを利益に変える活動のことで、世の中の悩みを利益にするために、マーケティングの戦略が必要になります。

利益を得るためには、「長期的な戦略」を実行することが重要になります。

マーケティングでよく誤解されがちなのが「営業手法」「販促手法」と勘違いしている方も少なくないですが、あくまで営業はマーケティングにおいて「戦略」のうちの一部に過ぎません。

「戦略を練り、売れる仕組みを構築する」のがマーケティングの目的となるのです。

マーケティングにおける内部環境・外部環境の分析

では、マーケティングは具体的にどのような活動を実行するのでしょうか?

ここでは、マーケティング戦略設計に必要な内部環境・外部環境のフレームワークをご紹介します。

内部環境の分析(3C分析)

3C分析とは、「顧客」「競合」「自社」を分析し、顧客のニーズや自社の強み、弱みを分析するときに役立つフレームワークです。

例えば、自社製品の強みをどう顧客にアピールし、また、競合はどこなのかを把握します。

「競合する他社より、優位な状況を作ること」が重要です。

外部分析(PEST分析)

PEST分析とは、市場のマクロ環境(自社ではコントロールできないような、大きな外部環境)を分析する際に使用するフレームワークです。

• 政治的要因(Politics):法律・税制改正
• 経済的要因(Economy):景気や物価・為替の変動
• 社会的要因(Society):生活者のライフスタイルや意識変化
• 技術的要因(Technology):商材やマーケティング技術の発展

これらの要素は、自分たちで制御できるものではありませんが、ビジネスを行ううえでは必ず影響を受けます。

自社のビジネスを取り巻くこれらの要素をあらかじめ整理してくことで、自社にとっての機会や脅威となる要因を踏まえたマーケティング戦略を立てることができるでしょう。

ターゲットの選定

内部環境、外部環境の分析を行ったら、次に行うことは「ターゲットの選定」です。

市場を把握して細分化を図ったら、顧客が自社製品に対するお客様のニーズを調べて、ターゲットを絞ります。

例えば、「自社が販売するジュースを購入するメリットは何か?」と考えた場合、味や健康面、またはデザインが顧客のニーズと言えるでしょう。

顧客に提供する価値を立案する

ターゲットを絞ったら、次に行うのは顧客に最大の価値を与える製品を作ることです。

先程のジュースを例にすると、自社製品のニーズが「健康」を重視している顧客ならば「味は多少、犠牲にしても健康第一でありたい」という願いがあるはず。

そんな顧客に対して自社が最大の価値を提供するのは、味よりも「栄養価」になります。

顧客へのアプローチを施策

これまで自社製品に対して「いつ」「誰に」「何を」の部分を解説してきました。

最後にマーケティング担当者が考えることは、「どのように」の部分となります。これを実行戦略ともいいます。

顧客に対して「製品」「価格」「流通」「販促」をどのように行うのかを検討します。この分析方法を4P分析といいます。

4Pとは、マーケティングの戦略を立てるプロセスのことで、下記、4つの頭文字(P)をとっているものです。

・Product(プロダクト:製品・サービス)
・Price(プライス:価格)
・Place(プレイス:流通)
・Promotion(プロモーション:販売促進)

4Pは、マーケティングの担当者が、戦略を計画する際に考慮すべき重要な要素となります。

以上がマーケティング担当者の業務内容の概要になります。

なお、上記の分析方法の他にも、さまざまなフレームワークがあります。そして、これらを使いこなすことでより高い成果をあげることができるでしょう。

マーケティングに向いている人の特徴

「ビジネスにおいてマーケティングがいかに重要なのかはわかった。ただ、自分がマーケターに向いているのかわからない…」

マーケティングに限らず、どの職業にも適した人とそうでない人がいるように、マーケターに向いている人とそうでない人がいます。

最後に、マーケティングに向いている人とはどんな特徴があるのかを解説します。

分析が得意

マーケターに向いている人は分析するのが大好きな人です。

というのも、特にマーケターは常に分析を繰り返して改善し、成果を出す仕事だからですね。

「外部環境は変わっているのか?」
「今、最もニーズのあるものは何か?」
「CVRを上げるために必要なことは何か?」

など、常に分析を行い、データを読み解いて、改善策を打つことが重要です。

勤勉家

マーケティングは常に学び続けなければなりません。

というのも、外部環境の変化により、顧客のニーズも常に変化していくからですね。

常に変化し続ける外部環境に対して、

「昔はこれでうまくいったから、今回も同じアプローチでよいはずだ…」

と、いつまでも昔の手法ばかりにこだわっていては、マーケティングは失敗してしまいます。

常に学び、自分の知識をアップデートし、成果の出る手法を実行できている勤勉な人はマーケターとして向いているでしょう。

共感能力が高い

先述しましたが、マーケティングとは世の中の悩みを利益にすることです。

つまり、他人が苦しんでいる、楽しんでいると思うことを、自分も共感しなければなりません。

どんな些細な悩みでも、その人にとっては大きな悩みだという共感し、解決策を考えられる能力のある人はマーケターに向いています。

まとめ

今回はマーケティングの意味、戦略、そして向いている人の特徴を解説しました。

マーケティングとは世の中の悩みを利益に変える活動。そして、そのためには戦略が重要です。

・内部環境・外部環境の分析
・ターゲットを選定する
・顧客に提供する価値を立案する
・顧客へのアプローチを施策

マーケティングは奥深く、100%の正解はありません。そのため、なかなか成果を出せなくて苦戦する日々も多いはずです。

しかし、自分がマーケティングした商品、サービスが世の中に評価されるのを見ると、とてもやりがいを感じます。

マーケティングについて迷ってしまったら、ぜひ、本記事を参考にしてください!


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