K Saka

地方出身首都圏在住の二児のパパ。 仕事のことや育児のこと、これからのキャリアのことを書いていきます。

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最近の記事

【会計処理メモ】固定資産の移設費

今回は、固定資産を他の場所へ移動する際の考え方について整理します。 まず、考えるべきはその費用が「資本的支出」か「修繕費=収益的支出」かということです。 これは、基本通達に明示されており、移設に要した費用は、修繕費に該当する、とされています。 ただ、ここで注意しなければいけないのは、除外規定があることです。 「集中生産を行う等のための機械装置の移設費」については、生産性を高める=固定資産の価値を高める費用として、資本的支出と判断します。 この除外規定にも除外規定があり、

    • 【子育て】いま大事なことは何かを見誤るな

      今日の子育ての失敗談です。 子どもが通っている保育園の保護者会から、卒園式のときに担任へ渡すメッセージカードの作成依頼がありました。 親からのメッセージ、写真、そして子どもからのメッセージを書いてください、というものだったので、帰宅後、子どもに内容を説明し、紙と鉛筆や色鉛筆を渡しました。 書いている間、汚れ物を片付けようとその場を離れていたのですが、これが大きな失敗でした。 「うわぁーーー!!!」と泣く声に驚いて、どうしたのかと様子を見に行くと、思っていたように絵を描

      • 逆上がりへの挑戦

        ここ数か月の間、4月から小学生になる上の子が逆上がりに挑戦していました。 中々うまくできないとあきらめそうになっていたところ、ついに、今日成功しました。 そこで、成功までの軌跡を振り返ってみたいと思います。 逆上がりに挑戦し始めたの自体は、結構前からでした。 1年近くは公園の鉄棒でやってみたりしていたと記憶しています。 本格的に練習しだしたのは、年明けに妻が室内鉄棒を購入してからです。 最初は、YouTubeを参考に見様見真似で練習していたのですが、いくつかのコツがあるこ

        • 【会計処理メモ】現代美術作品の制作展示報酬と源泉徴収義務

          はじめに、今回は確定的な結論はありません。 所得税法上、源泉徴収が必要な報酬・料金等は限定列挙されています。 セミナー講師個人に対する謝礼や弁護士や税理士個人に対する料金などがよく知られています。 その中で、アートや美術に関わる区分といえば、特に「デザインの報酬」と「著作権の使用料」です。 ただ、「デザインの報酬」は、製品やインテリアといった工業・商業デザインに限られています。 そのため、よりアートや美術という観点で複雑に関わってくるのは、「著作権の使用料」です。 国

          【読書メモ】「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」スティーブン・R・コヴィー

          第4の習慣 Win-Winを考える 人間関係におけるリーダーシップの原則 p.285〜336 人間関係のうえで、勝つか負けるかの勝負(自分が勝とうと考えようとも、あえて負けようと考えようとも)をすることは、長い目でみたときに失敗である。 それは、ゼロサムゲームでしかなく、全体としての価値が増えない。 Win-Winの原則がうまくいかないようであれば、潔く「今回はなし」とすることもありだ。 下手に互いの利益になることは何かを探りすぎて疲弊するくらいなら、関係が壊れる前に離れ

          【読書メモ】「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」スティーブン・R・コヴィー

          【読書メモ】「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」スティーブン・R・コヴィー

          第三部 公的成功 相互依存のパラダイム p.251〜284 公的成功≒良好な人間関係による成功は、本当の意味での「自立」が土台となる。そのためには、第1から第3の習慣を身につけることが大切だ。 自分を律することができていないと、なんとなく不安を抱えながら生きることになるが、その状態でひとたび人間関係の問題が起きると強烈な痛みにつながる。 自分を律していない状態なので、小手先のテクニックに頼り、往々にしてかえって逆効果になる。 ここでいう相互依存とは、良好な人間関係を築く

          【読書メモ】「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」スティーブン・R・コヴィー

          公益法人会計の特徴

          転職活動において、過去の実績を自分の言葉で伝えることは重要です。 今回は、私が過去の転職活動中に受けた「公益法人会計の特徴って?」という質問にうまく答えられなかった、という経験を思い出しながら、公益法人に馴染みのない方にもできるだけ分かるように、このことを整理していこうと思います。 そもそも公益法人とはなんでしょうか? 制度を所管する内閣府のパンフレットによると、一般法人(目的のもとに人が集まって設立する一般社団法人、目的のもとに財産が設定された一般財団法人)のうち、公益

          公益法人会計の特徴

          保守的なマインドセットから抜け出す

          「自分は保守的だ」と考える人はどのくらいいるのでしょう。 私は元来、保守的な思考の持ち主です。 新しいことには尻込みし、変化に鈍感です。 ただこの思考のままでは、このVUCAの時代、現状維持どころか徐々に取り残されていきます。 と、頭では分かっていてもなかなか「自分は革新的です!」と言えるほどには考え方が変わっていない危機感を持っていました。 そこで今回は、自分自身の“保守的な思考”の背景を探ってみたいと思います。 まずは、”保守的“に関連しそうな言葉から、その解決法を考

          保守的なマインドセットから抜け出す

          【読書メモ】「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」スティーブン・R・コヴィー

          第3の習慣 最優先事項を優先する パーソナル・マネジメントの原則 p.191〜246 第1の習慣は、自分の人生のプログラムを書くのは自分だということ。第2の習慣は、ゴールを描いてプログラムを書いてみること。そして、第3の習慣は、書いたプログラムに従って行動すること。 ここで重要なのは、とりあえずスケジュール帳を真っ黒に埋めて、上から順番にこなすことではないということ。 描いたゴールのための最優先事項を優先するということ、これが重要。 とはいえ、優先事項を効率的にこなそう

          【読書メモ】「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」スティーブン・R・コヴィー

          【読書メモ】「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」スティーブン・R・コヴィー

          第2の習慣 終わりを思い描くことから始める パーソナル・リーダーシップの原則 p.116〜190 ゴールを設定することが大切。 その原則として、第一に頭の中で考え、第二に実際に組織化する。 ゴール=目標は、自分が意識的に考えなければならない。そして、その目標を掲げることがリーダーシップである。 リーダーシップは、目標達成の手法や技術を考えることではない。「個人の生活ではよりリーダーシップが不足している。自分自身の価値観を明確にする前に、能率よく自己管理や目標達成に取り組んで

          【読書メモ】「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」スティーブン・R・コヴィー

          【読書メモ】「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」スティーブン・R・コヴィー

          第二部 私的成功 第一の習慣 主体的である パーソナル・ビジョンの原則p.71〜113 自分が自分自身を、そして他者をどう見ているかを自覚することが主体的であることの第一歩。 自分の外側の状況や条件が行動を決めている(決定論)という考え方からは、天気が悪いから気持ちがふさぎがちというような反応的な生き方しか生まれない。 主体的であるためには、関心がある領域の中で、自分が影響を及ぼすことができる(=コントロールできる)領域を広げる努力をすることが大切。 問題に対して、自分ご

          【読書メモ】「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」スティーブン・R・コヴィー

          【会計処理メモ】令和6年度税制改正 中小企業者等の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例の対象法人変更

          昨年12月に令和6年度税制改正大綱が公表されました。 新NISAや住宅ローン減税など、個人所得税に関することは、多くの報道がなされていることかと思います。 その中でも、ひっそりと改正されている少額減価償却特例について、記していきます。 そもそも、「中小企業者等の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例」とは、一定規模の企業等が10万以上30万円未満の減価償却資産を取得した際、耐用年数で減価償却することなくその取得価額全額を取得年度に損金算入できる(ただし、総額300万円

          【会計処理メモ】令和6年度税制改正 中小企業者等の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例の対象法人変更

          【会計処理メモ】消費税(インボイス)とポイント支払い

          実務の中で、「あれっ、これどうなるんだっけ?」と思ったことをメモ的に残しています。 今回は、消費税とポイント支払い(買い手側)の処理についてです。 まずは、ポイントの定義から。 ここでは、物やサービスの購入時に企業が(独自または複数社共通に)購入金額に応じて発行するもの、かつ購入時に使うことができるものであるとします。 改めて調べて分かったことですが、取引の中で“ポイントを使う”という行為は、次の2種類に分けられます。 ①ポイント値引き 物やサービスの価格そのものを下げ

          【会計処理メモ】消費税(インボイス)とポイント支払い

          【読書メモ&子育て】「子どもの心はどう育つのか」佐々木正美

          精神分析学者であり、「アイデンティティ」という言葉を生み出したエリック・H・エリクソン。 彼に影響を受けた児童精神科医・佐々木正美がエリクソンのライフサイクル論を下地にして書かれた1996年の本の加筆修正版です。 特に、“第1部 発達と成長ー乳児期から思春期・青年期までー”の中で気になったところを記します。 この本では、 ①乳児期(0〜2才)=信頼(安心できる人がそばにいる) ②幼児期(2〜4才)=自律(自分で自分をコントロールする) ③児童期(4〜7才)=自発性(興味関心

          【読書メモ&子育て】「子どもの心はどう育つのか」佐々木正美

          【読書メモ】「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」スティーブン・R・コヴィー

          第一部 パラダイムと原則 7つの習慣とは p.47〜p.68 人格は、習慣の総体である。 習慣は、良いも悪いも引力が強いため、人格がそこに引っ張られていく。 習慣の定義=知識(必要性を感じ)、スキル(どうやればできるかを知り)、意欲(やりたいと思う)の交点 社会を含めた自然界(自分自身の本質も)は、相互依存で成り立っている。 一方で、自己啓発の多くが「依存」から「自立」へ、ということをゴールにしている。 7つの習慣では、自立のさらに先、「相互依存」を目指す。相互依存とは

          【読書メモ】「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」スティーブン・R・コヴィー

          【読書メモ】「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」スティーブン・R・コヴィー

          第一部 パラダイムと原則 インサイド・アウト(p.1〜p.42) 自分を変えるには”ものの見方“を変えなければならない。 ものの見方には、2種類ある。 ・個性主義…態度を変えればよい、笑顔でいればよい、信じ続ければよいなど ・人格主義…粛々と原則に沿って動く 経験は、[あるがままの状態(現実)]と[あるべき状態(価値観)]というフィルターを通した解釈(=パラダイム)によって、行動や態度になる。 このフィルターを自然の法則(=原則)に従ってシフトする習慣をつける。 特に、「

          【読書メモ】「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」スティーブン・R・コヴィー