【読書メモ】「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」スティーブン・R・コヴィー
第三部 公的成功
相互依存のパラダイム
p.251〜284
公的成功≒良好な人間関係による成功は、本当の意味での「自立」が土台となる。そのためには、第1から第3の習慣を身につけることが大切だ。
自分を律することができていないと、なんとなく不安を抱えながら生きることになるが、その状態でひとたび人間関係の問題が起きると強烈な痛みにつながる。
自分を律していない状態なので、小手先のテクニックに頼り、往々にしてかえって逆効果になる。
ここでいう相互依存とは、良好な人間関係を築く努力を惜しまず、そこから生まれる実りある人生を得るための関係性のことだ。
良好な人間関係のために重要なことのひとつとして、信頼がある。
これは、銀行口座のように預ければ預けるほど(=信頼されればされるほど)利子がついていく。
信頼を培うためには、①相手を本当の意味で理解する、②小さな気遣い、③約束を守る、④明確な期待、⑤誠実さを示す(言行一致)、⑥間違えたときには心から謝るといったことが必要である。