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Photo by
dabun_dabenstein
扉
もしもそこに扉があるとしたら、どんな扉だろう。
もしも現実逃避してしまった扉だとしたら
ちゃんと現実に戻って来れるだろうか。
もしもタイムワープしてしまった扉だとしたら
ちゃんと現実を受け止められるだろうか。
その扉を上手く行き来することができてるだろうか。
扉のどちら側に居ることが多いだろう。
締め切ったり、鍵をかけてはいないだろうか。
いつでも来てくれる人はいるだろうか。
遠くを近くに見て、近くを遠くに見て、
増えていくのは遠い存在ばかり。
本当の自分を知る人はどこにいるのだろう。
逃げてるのか、隠れてるのか、見つかりたくないのか。
いやいや過ごしてるわけにはいかない。
子どもと一緒にするなと大人は決めつける。
そんなの関係ないよ。みんな生きてる者同士。
楽しい今があれば楽しく生きてるって言い切れるの?
分からなくなる。ここはどこ?本当に楽しい?
止まらない時間、追いつけない時間、
過ぎ去っていく時間、取り戻せない時間、
どれだけあっても足りない、待ってもくれない。
あぁ、そんなことも言ってたっけ。
全部を話しきれるわけがなかった。
これも本音なら、あれも本音。
あれは違うって言いたいのに、これも嘘になりそうになる。
分かってほしくても、分かってもらえないことばかり。
でも、心にしまい続けるのも苦しいでしょう?
白黒なんてつかなかった。つけたくなかった。
選びたくもないし、選ばれるとか望んでもなかった。
ここに居たいのかさえ怪しい。そもそもが疑いだらけ。
いちいち考えてしまう。
なんでもないこと、どうでもいいこと、深すぎること、
でも自分にはとても重要なこと。
飽きもせず、今日も夜な夜なと書いている。
書くななんて言わないでよ、私は書き続けたい。