縄の引っ張り合い
過去は許せたはずなのに、認めたはずなのに、
また掘り返そうとさせられる人がいる。
自分を作る原因となった当事者だ。
もしも”好き”を振りまく人がいるとしたら、
”嫌い”になりたがる人もいるよなと、納得のうち。
辛いことを見る癖がある人は、
決まって過去を見ようとする。
辛かった自分が可哀想で、救ってあげたかった執念で
いつまでも見続けてしまう。
楽しいことを見ようとする人たちには、
常に未来がある。
終わったことなど気にしないと思えるラフさで、
どんどん先を見据えている。
この差がどれほど大きなものになるかは容易だった。
でも、気付かないままに差が開き続けていく。
本当の置いてきぼりとは、このことなのかもしれない。
矢印が行ったり来たり。まるで綱引き。
言葉を借りるなら一筋縄じゃいかないということ。
それでも新しい毎日を作るために、
新しい自分に出会える人と一緒にいれたらいいね。
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