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外国人採用〜非言語的コミュニケーション❷

 今日は、前回からの続きで、外国人相談支援活動の中で最も重要な壁となる『日本人特有の特徴』非言語的コミュニケーションを再度、クローズアップしてしていきます。

 日本人特有の特徴は、長い歴史と伝統、そして独自の価値観や慣習を持っています。

 私たちの文化や慣習は、アジア諸国からの外国人就労者にとっては新しく、時には理解しにくいものとなることがあります。

 その理解しにくいのが何故なのか?

日本人である私たちが見つめて考えることが大切な一歩となります。


 日本人の「寛容さ」は、これらの文化的な障壁を乗り越え、多文化的な職場環境での円滑なコミュニケーションを実現するための鍵となります。


 外国人採用の現場で、日本人特有の特徴に対してアジア諸国からの外国人就労者が適合できない場合に、日本人がどのように寛容に受け止め、働きかけるべきかについて書いていきたいと思います。

非言語的コミュニケーション


 日本人は、言葉で直接的に意見や感情を表現するよりも、非言語的な方法でコミュニケーションを取ることが多いです。

 どんな内容か?

見つめていきたいと思います。

 これは日本文化の深層に根ざした特性であり、日常生活からビジネスの場まで幅広く多くの場面で見られます。

 この特性は、日本人同士では高度な理解があるものの、外国人にとっては非常に理解しづらい側面があります。

非言語的コミュニケーションの具体的な側面


 日本人が、非言語的コミュニケーションを用いる場面は多岐にわたります。

 これには、目の動き、顔の表情、体の姿勢、声のトーン、間(ま)と呼ばれる沈黙や一定の時間を置くこと、さらには文脈や状況に応じた行動などが含まれます。

 これは良い悪いではなくて、日本人の特徴として、どんな状況で、どんな様子かを書き出していきます。

 私はこういう内容のことも外国人就労者たちが彼ら彼女らの職場で興味を持って、溶け込めるように教えていきたいと願っています。

⑤空気を読む

 日本の非言語的コミュニケーションにおいて「空気を読む」という概念はとても重要です。

 この「空気を読む」とは、言葉にされていないが、周囲の人々が何を考え、何を期待しているのか?を感じ取る能力を指します。

◎会議での沈黙

 日本のビジネス会議やミーティングで、上司やリーダーが何かを提案した後に沈黙が続く場合、その沈黙は「空気を読む」タイミングとされます。

 この時に、部下やチームメンバーは上司の提案に対する周囲の反応を感じ取り、それに応じて自分の意見を言うかどうかを決定します。

 重要な厳しい局面での会議や目上の立場の方々が多い緊張した会議では、私もかなり、周囲の反応を、敏感に感じ取ろうとしていますね。

◎食事や飲み会

 社外での食事や飲み会でも、誰が何を飲みたいのか、誰がどのタイミングで帰りたいのかなど、多くの非言語的なサインが飛び交います。

 例えば、グラスが空になった瞬間にすぐに注ぐ、とか、すぐに上司の新しいおかわりを代わりに注文するといった行動は「空気を読む」一例ですね。

◎プライベートな場面

 友達や家族との関係でも、「空気を読む」は重要です。例えば、誰かが悲しい表情をしている場合、その人が何も言わなくても、その感情に対応するために、周囲は適切な行動を取ります。

 ただ、考えてみましたが、これは、海外映画やドラマでもよく観られるシーンもあります。外国の国でも、同じ行動、反応をすると思いますから、日本人特有の特徴とはならないかもしれないですね。

 この「空気を読む」文化は、日本人にとっては、とても自然なものですが、それが外国人にとっては、とても難解であり、ストレスを感じる原因ともなります。

 出来るだけ、前向きな観察して楽しみとしてもらえたならと思っています。

 わざとものまねをして、笑ってもらうことが効果的な場面もあります。

 日本人の空気を読むという非言語コミュニケーションの文化はそれを楽しんで理解しようとすることがポイントになったりもします。

 また、理解出来ないことを隠さずに、また、身近な人に伝えることで、かえって職場での人間関係が良くなっていくことに繋がります。

【次回に続きます】

日本は、将来の日本の社会のために
より良いしくみを構築できるはずです。



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