\人が感動する話の作りかた/#173
この間、ピッチ(1分スピーチ)大会で登壇者の指導をした時に、高校生さんがこんなことで悩んでいたんです。
「なんか僕の話、薄っぺらくて面白くない。」
これは彼だけでなくスピーチや自己紹介を考える時にも間違えてしまいがちな思考パターンなので、今日はそのお話をします。
逆にそこをちょっと変えると一気に感動する話に変わる、言わば人が感動する話の作り方のレシピですよ。
①彼が最初に考えた内容
今回のピッチは駅とか街を1分で紹介するものでした。
彼は最初、グルメ激戦区のある駅の話を考えていました。グルメランキングで日本一に輝いたことがある美味しいさぬきうどんのお店があったりとか、 彼お気に入りのラーメン屋さんがあったり、 サンドイッチの美味しいおしゃれなカフェもある。いろんなお店が駅の周りにあって、その情報をすべて紹介しようと考えていました。
②1つに絞る
1つに絞る。これが最初のステップです。 たくさんの情報を入れたほうがいいと思って 全部言いたくなるのですが、 1つにしてもらいました。
それで彼は、グルメランキング日本一のうどん屋の話に決めかけた。
でも彼自身の1番は、大好きで毎日のように通っているラーメン屋。だからラーメン屋をテーマにするよう提案しました。
これもポイントです。 世間のみなさまが評価したグルメランキング日本一。もちろんそれもいい話ですが、彼が人に伝える熱量が高いのは、毎日通うぐらい愛しているラーメン屋に決まっています。世間の1位ではなく、彼の1位であるラーメン屋について話すことにしました。
③個人的なエピソードを入れる
2つ目は、決めたテーマをグッと掘り下げる。
そのためには個人的なエピソードや、目の前でドラマが起こっているような状況を入れます。
彼はそこの炙りチャーシューが大好きで、あんまり通うものだからお店のご主人が彼の顔を覚えちゃってね。 彼がラーメン愛を話したら、ご主人が時々、炙りチャーシューをサービスしてくれるようになったそうです。
ここで個人的なエピソードが入りました。こうなると、他の人には話せない話になるんです。
「この駅の周りには、 いろんな素敵なお店がある。」って言う話から、
「このラーメン屋さんものすごくおいしくって、スープが透明でご主人の人柄もよくって 炙りチャーシューがたまらなくって常連になるとサービスもしてくれちゃう。」っていう1つのテーマでグッと深い話になりました。
④客観的な事実を入れる
3つ目は客観的な事実を入れる。でも、このラーメン屋はランキングには入っていません。
じゃあ調べてみよう。って、その駅の周りのグーグルマップを彼と一緒に見ました。 そしたらその駅の半径2キロ以内ぐらいに ラーメン屋さんが17、18件あったんです。
「全部は行ったことないけど、でも断トツで僕はこのラーメンが美味しいと思う」という高い熱量だったので、こう紹介することにしました。
「この駅の半径1.5キロメートル圏内に14件ラーメン屋さんがあるんですが 、その中でもぶっちぎりで一番美味しいのが、このラーメン屋さんです。」
⑤感動する話を作る3つのステップ
1・1つに絞る
2・個人的なエピソードを入れる
3・客観的な事実を入れる
人が感動する話の作り方は、意外とシンプル。でも間違えてしまいがちです。自分の感じたことは、つまんないだろう。と勘違いして、どこかで聞いたことがあるような、お手本のようなことを言おうとするんです。
逆です。あなたしか体験しないこと、あなたが個人的に思ったこと、しゃべったこと。ここがあなたらしい話になるんです。
みなさん是非覚えて、感動する話を作ってみてくださいね。
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