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【書店】本屋さんに恩返ししたい10のこと

2003年、映画で
『死ぬまでにしたい10のこと』
というのがありました。

余命宣告された平凡な女性が、
自分が死んでも安心できるよう、
夫と幼い娘の将来について考え、
布石をうつ場面はぐっと来た。

自分がしたいことを、10個、20個、
時には、100個、リストにするという話は
よくあるのですが、
自分ではなく、誰かのために?という
視点が美しかったのでしょう。

そうだ、私はこれまでずっと
本屋さんに通って、
生きるエネルギーをもらってきました。
今度は私が本屋さんにできることは
ないでしょうか?

本屋さんにしたいことリストを
作ってみたくなりました。

恩返しといいますか、今まさに
出版不況やコロナ不況で困っている
本屋さんにイチ個人レベルで
出来ることはないか、僭越ながら、
リストを作ってみたいと思います。

【1】書店への収益配分を3割に増やす!

今、現行では本屋さんは、
1冊の本を売った場合、
その2割を収益としてもらう仕組み。
600円の文庫を売っても
120円しかもらえないのです。
1000円の本では200円です。
ちょっと少なくないですか?
まずは本屋さんの収益は本の3割にしたい。

でもこれには出版社と取次ぎ(本の問屋)が
断固、反対でしょう。
自分たちの収益が減るのですから。

【2】本屋と出版社で協力して
リアル付録を作り、
紙の本を買ったお客さんにプレゼントは?
今は電子で雑誌を買うと、
作家の後書きや雑感が数ページ、
付録のように付いてくる。

紙の雑誌やコミックスには何もついて来ない。
これではピンチな紙の本屋さんは
泣きっ面に蜂だ、出版社が特典付録を
準備すべきは紙のほうですよね。
それこそ、作家の近況エッセイや、
キャラクターのシール等グッズを
買ってくれた方にレジで差し上げるとか?

【3】入店する際、毎回、10円を書店に
入場料として支払うのはどうでしょう。
いつも無料で、本(漫画を除いては)を
まるまる立ち読みできるわけですから、
10円くらいなら、
閲覧料として支払う位は、
お客さんも文句はないのでは?
逆にお客さんが来なくなりますかね?

【4】朗読会を週に1回、店内で開催する。
朗読してもらう人は、ボランティアで
やってくれる人をお客さんから募集する。

営業時間のラスト1時間とか?絵本や
大人向けエッセイや文豪の日記など?

聴覚に訴えて、
書店に馴染んでもらいましょう。

【5】店内に飾れるよう、作家直筆の
サイン色紙の印刷物を全国の書店に配布。
入店したお客さんも、書店に来るたびに、
作家が近しく感じられて、テンションも
上がるのでは?

【6】立ち読み?坐り読み用の椅子を
出版社と取次ぎの負担で買って全国の書店へ
3~5個ずつ配布する。

【7】返本作業が毎週大変と聞きます。
汗びっしょりな書店員さんを月曜?金曜?
よくお見かけします。

出版社の取り決めで、出版社の人間を
返本作業要員として、毎週、
本屋さんに派遣するのはどうか?

返本される本やコミックスや雑誌を、
出版社の人間、特に編集の人間が自分の目で
見ることで、これは売れなかったか?と
反省すれば軽率な企画をしなくなる効果も?
返本の苦労を、書店にばかり
背負わせてるのは申し訳ない。
売れない本を作ったのは出版社ですから。

【8】毎月、1冊の本を指定し、
それをより多く売ってくれた
書店や書店員さんに、
出版社から「書店員大賞」を表彰し、
金一封を感謝の気持ちとして…。

【9】特別企画コーナーをしてくれる
書店さんの、陳列の様子を
写真でネットにあげていただいて、
企画性や熱量の凄さで「陳列大賞」として
その担当者さんを毎年1人表彰したい。

【10】書店員さんが書いているPOPで、
毎月、日本一を決めて 表彰するのは
どうでしょう? 
あれは出版社の人間も非常に勉強になる。
全国でどんなPOPが書かれているか
ネットなどで写真で見られたらいいですね。

以上、本屋さんのために何かできないかな?
ということを、10個リストにしました。

書店について不勉強な点や
更なるご提案などがございましたら、
どうぞ、コメント欄にお書き下さい。

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