美味しいという表現
2021/10/13
いろいろな美味しい
美味しいにも、いろいろある。
最初の一口だけ美味しい。
その後は、惰性で食べ続ける。
途中で、味変が欲しくなる。
他のオカズを間に挟みながら食べる。
最初美味しい、しばらく美味しい。
食べている途中で、急に飽きる。
「最初は美味しかったのにな」と気付く。
「何でだろう」と思いながら食べる。
ずっと、美味しい
お腹いっぱいでも、さらに、食べたくなる。
永遠に、食べ続けられるような感覚に陥る。
体が悲鳴を上げていることに気付いても、「食べ続けたい」という欲求に抗えない。
最後まで、美味しい。
食べるのがもったいなく感じる。
食べることによって、終わりがくることを悲しく思う。
食べ終わったのに、「また、食べたい」という欲求が生まれる。
正しい食事
私たちは、仕事をするために食べるのではない。
私たちは、食べるために仕事をするのだ。
仕事をしながら、スマホを見ながら、テレビを見ながら、何かをしながら、食べていると、料理の味もわからない。
1人5万円のフランス料理のコースを何かをしながら食べる人はいない。
高級鮨屋のカウンターで何かをしながら食べる人はいない。
食事はエネルギー補給のためにするモノではない、食事は、楽しむためにする娯楽である。エンタメである、遊びである。
そして、すべての娯楽は、集中に尽きる。集中することで娯楽をより楽しむことができる。スポーツでも、映画でも、ゲームでも、楽しむためには、ひとつに集中である。何か他のことをしながらは集中できない。
食事に集中する。
「美味しい」を言葉にできる。
「美味しい」を区分できる。
「美味しい」がわかる。
集中することで、モノゴトに向き合うことができる。モノゴトの本質を捉えることができる。モノゴトがわかるようになる。
マルチタスクが効率的ではない。圧倒的な集中でシングルタスクこと、最適化への道である。
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