シーバー病(踵骨骨端症)
1900年代前半にアメリカの整形外科医ジェームス W.セーバー氏によってこの病気が報告され、「セーバー病」または「シーバー病」と名付けられた病気です。
どういうものかというと、10歳前後の男児に多くみられる踵(かかと)の痛み、軽い腫れ、運動時痛、荷重時痛、歩行時痛を症状とする踵骨の骨端症です(踵骨骨端症といいます)。
小学生男子バレーボールに関わっている方は、一度は選手が踵の痛みを訴えてきたことがあるかと思います。
私も小学生男子バレーボールチームのアスレティックトレーナーをしているので、シーバー病の選手をよくみることがあります。
膝オスグッドの次に多い骨端症ですので、是非知っておきたい病気です。
後半は、シーバー病について詳しく内容でスポーツ医学の教科書に載っていない内容、私のトレーナーとしての経験を交えながら解説していきます。
1.シーバー病の発生メカニズム
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