1人目のQAエンジニアとして考えること
2024年6月現在、QA組織をビルディングのため「1人目のQAエンジニア」を多くのスタートアップ企業で募集しております。
中には数名規模のアーリーステージのスタートアップ会社でも募集しており、プロダクト品質を重要視している証拠でもあります。
そもそも、プロダクトの品質とは何を指すのか?
事業計画と品質はイコールになるのか。
また業務優先度や期日が決まっている案件は、どこまでの品質をクリアすべきなのか。プロダクトのリリース日だけ決めているが、プロダクト品質を考慮せず決めている場合も多い。
様々な考えが出てくると思います。
100%の正解というのは、無いと思います。
それは事業のスピードと品質が必ずしも同じではなく、振り返る・一旦止める・再構築する・一部進めるステータスがあるからです。
詳細は、また考えることとし、このページでは、1人目としてどうするか?を示していきたいと。
ジョイン先を決めたら
まずは、ジョインする企業のプロダクトの理解をする。
1.BtoC向けのサービスであれば実際に商品を購入し、どんなものか消費者体験をする。後々のCXにも繋がっていく。
2.BtoB向けであれば、ターゲット企業、競合他社のサービスとの比較、プロダクトを導入するメリットやデメリットを把握。
品質ミッションをどうする
やはりプロダクトを長く使ってもらえること=利益につながる=売上が上がる=評価が上がる=給与が上がる=長く企業に在籍したいなどQAエンジニアのモチベーションにもつながります。(特にサブスクでは)
経営品質で考えると、Churn rateの状況、何がChurnに繋がっているのか。
顧客に受け入れられるプロダクトもしくはサービスを提供し、リリース品質を常に高める活動。
ジョインしたら
まわりのPMや開発エンジニアは、この人にテストをしてもらえればいいかなとか、今まで担当してきたテストを全てお願いできるから、テストしなくてもいいなとか思うところがあると思います。
でも、QAエンジニアはQA=テストだけする役割ではありません。
テストはQA活動の一部であり、やることは多くあります。これを説明するために、まずはQAエンジニアとはこうあるべきです。
私は、この役割をするために入社しましたと共有すべきですね。
役割とは
事業規模や開発部の人数にもよりますが、まずは、こちらでも記載しましたが
QA組織の方向性資料作成(ロードマップ)
開発部のメンバーにQAってこんなことをしますを周知
プロダクトQAフロー作成(テストフロー、リリースフロー、リリース判断策定など)
プロダクトマネージャ、開発やインフラとどう関わり
まずはここから着手をする。
QAエンジニアの採用
メンバーについては、YOUTRUSTやGreen、リファラルでの採用活動ですかね。
エンジニア採用をまとめましたので、詳しくはこちらを!!
QA組織
ホラクラシー型組織やヒエラルキー型組織論を考慮しつつビルディングしていく。
プロダクトの開発手法にもよりますが、どう組織体制を作っていくかではないですかね。また、評価者や評価方法についても。
メンバーとのコミュニケーションの確立。自宅リモート勤務か出社勤務であるか?その場合は、どうするか?
1on1の内容(今後のキャリア、現時点での課題も含め)、日々のMTGや他チームとの連携。