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【仕事】 自分のスキルで確実にできるプロジェクトを初めて断った件
これまで「できることは何でもやる」感じで仕事を引き受けてきた。指名されたら勿論やるし、必要があれば残業もする。クオリティにも拘る。
けれど、ここ最近は、時間とスケジュールと内容が割に合わない仕事は引き受けたくないなと思うようになっている。
新しいプロジェクトに入るのは転職と同じ
私の会社は、新しいプロジェクトに入る時、プロジェクトと個人間で面談が実施される。お互いがOKかどうかを判断し合うのだ。
会社に所属しながら、まるで個人事業主のように転職を繰り返していく、そんな働き方だ。
話が来たプロジェクト
今回、既に進行中のプロジェクトがあるため、新たに話が来たプロジェクトを引き受けるには、120%の時間を使わなければならなかった。
内容的には自分のスキルで確実にできる仕事。でも、それだけに新しい学びや発見は少ない。それなのに、進行中のプロジェクトと合わせると、スケジュールと時間は20%ほど搾取される。
いつもなら、現在のプロジェクトに関わりつつ、120%の力で両方をこなしていただろう。けれど今回は、良いプロジェクトだけど、気が進まないなと思った。
仕事を選び始めている私
チャンスを独り占めしないこと
私はこれまで、いくつもの仕事のチャンスに恵まれてきた。だからこそ、与えられた機会を自分から捨てるのは本当にめずらしいことだ。
「自分に来たチャンスは、全部自分が刈り取るべき」──そう考えることもできる。むしろ、そうしてきた。
でも今回、このプロジェクトは私には新しさが少ない。ならば、チャレンジングな後輩が携わる方が、チームとして価値があるのでは?
今、向上心のある後輩がいるかは保証できない。でも、こうしたチャンスが転がっていれば、誰かが掴み取る可能性はある。
その横で、私も「もっと新しいこと」に挑戦したい。
なんとなく「他にある」気がしている
「確実にできる仕事」よりも、今は「ゆらぎのある仕事」がしたい。
チャンスを多くもらえる立場だからこそ、チームのために新しい領域の仕事を自ら探して持ち込む方が価値があるのではないかと思っている。
選ぶことで、今まで見えていなかった可能性が開けるなら——この選択は間違いではないと思う。
私は今、「新しいことを探す」フェーズに入っている。
何が見つかるのか楽しみだ。