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初めてのおせち

お嫁に行って、二度目のお正月前、姑は、何でも家で作る料理上手の人ですので、お餅も家で用意します。
年の暮れ、義妹と3人で、お餅を「餅つき器」でついていた時、突然、姑が、

いたたたたっ」と立ち上がれなくなりました。
何があったのかと思ったら、突然『ギックリ腰』になったのです。
まだ、病院は開いている時間だったので、義妹が姑を車で連れて行きました。
で、お餅がつき上がり、なんとかしなければいけません!
幸い、子供の頃剣道の道場で毎年「餅つき大会」があっていたので、また、姑から餅の出来上がりの数など教えてもらっていたので、適当ではありますが、熱々の餅を切っては丸めていました。
幸い、すぐ義妹が姑を病院に置いて帰ってきたので、残りの餅も2人でどうにか丸めることができました。
ただ、下手くそな2人の餅は綺麗でなくて、2人で笑いながら作りました。

鏡餅もどうにか出来て、お餅は色々な形で、出来たのですが、問題は、おせちです。

姑は、黒い半月盆に毎年綺麗におせちをディスプレイして、おせちにしています。
腰を摩りながら、台所の隣で寝たまま指示する姑の通りに、義妹とおせちを作りました。
幸い、黒豆は姑が前々からストーブでクツクツ炊いていましたし、材料もすでに購入済みだったので、かまぼこを切ったり、なますを作ったり、エビを煮たりと、単純作業で済ませました。
お雑煮の汁を作らないといけなかったのですが、みんなで考えて、年越し蕎麦を近くのうどん屋さんに買いに行き、蕎麦つゆを沢山買ってきて、それを使いました。
結果、すごく簡単なおせちができて、でも豪華に見えるおせちになりました。

お正月も無事にすみ、姑の腰も大したことなく済んだので、ホッとした正月になりました。

結局、次の年も、気を良くした姑は、前の年のように、手抜きおせちになり、嫁としては、大変助かる正月になっていきました。

できれば、おせちを購入する迄になると、とても楽なんですが、、、、笑。



その後、
私が初めて一人で作った時のおせち
かなり、下手くそでしたね💦

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