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我が家の冷や汁

昔は、結婚式に呼ばれると縁起物として、「鯛の塩焼き」が付いていました。
決して美味しいとは言えない物でした。
」なのに、いつ焼かれたかも分からず、冷え切って皮がシワシワになった「鯛の塩焼き」

「鯛の塩焼き」


父は必ず、持って帰っていました。
それを家族は、心待ちにしていたのです。
祖母が美味しい『冷や汁』にしてくれていたからです。

美味しくない「鯛」は、身と骨に分けます。
戻した「しいたけ」と、戻し汁、水が入った鍋に、「鯛」の
骨と皮、頭を入れて、グツグツ煮て、出汁を出します。
その出汁はそのまま冷やしておきます。

身の方は、すり鉢に入れて、よくすり潰します。この時、骨が入って無いかよくチェックします。一緒に「ごま」も入れてすります。
そのすり潰した身に九州味噌を入れて、「鯛」の骨から出た出汁を少しずつ入れてよく溶いていきます。
そのすり鉢にスライスした「きゅうり」と、出汁の中の「しいたけ」のスライス、「豆腐」を手で崩して、冷蔵庫で冷やします。

後は、暖かいご飯の上にその冷や汁をかけて、「氷」、「シソ」、「ミョウガ」、「いりごま」を乗せれば出来上がりです。
あの、美味しくなかった「鯛」がご馳走になるのです。

しかし、時代は変わり、結婚式に「鯛の塩焼き」が出る事が少なくなりました。
多分、持ち帰る事をさせない為だと思われます。また、美味しく無いですからね。
「鯛」を喜ぶ家庭など、あまり無いですし、、、

仕方がないので、我が家では「アジの開き」で『冷や汁』を作るようになりました。

時は流れて、今はすり鉢も無く、簡単に出来るものを求めるようになり、カルディの「冷や汁の素」を使うようになりました。
これって便利で美味しいです❗️

カルディの「冷や汁の素」

鯛が入っています。
3人前も入っています。それで、¥198(税込)は安いです。
用意する物は、「きゅうり」と「豆腐」
好きな人は「シソ」に「ミョウガ」
中にごまとあられも付いています。
包丁は使いません❗️

ごまだれとごま、あられ


ごまだれを水約80ccでよく溶いて薄切りのきゅうりと手で崩した豆腐を入れて冷蔵庫で冷やしておきます。

ごまだれに水を入れ、よく溶きます
スライサーできゅうりはスライス
豆腐は、手で崩します
その方が味が絡みやすいです。


後は暖かいご飯の上に掛ければいいので、お昼ご飯にもササッと出来ます。

ミョウガはスライサー
シソはキッチンばさみでカット

明太子も乗っけちゃいました💕


夏には「冷や汁」最高ですね‼️

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