ジジイと何かが通り過ぎた
参考書を抱えて駅前を通り過ぎる女子高生を見て、「若い人は未来があっていいなあ」と考えているお爺さんは、空飛ぶ車椅子に乗っている。見てくれを気にしているうちに性格がつまらなくなってしまった男はとりあえずプリン屋さんで働くことにした。印刷会社よりはプリン屋さんの方が、何かがどうにかなるのではないかと思っている様だ。豪邸に住んでいる夫婦は忙しそうにしている。本当に忙しいのかも知れないし、忙しそうにしていることによって生活が保たれているのかも知れない。真実はわかりません。商店街でア