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非簡潔類のぼくら

 現実が小説よりも奇なるものならば、それを小説に書け起こせば無駄がない。SDGsとは何ですか。世にも奇妙な物語を観た直後は、人々の動きや、街の音に敏感になる。刑事でなくとも、あらゆるものを疑う権利はある。奇妙さと言うものは現実から遠く距離を置いたものではなく、少しのズレである。現実から自分を少しずらすことは、世界から自分を守ることになる。それは努力というよりも、工夫と呼ぶべきだろう。
 少し頭を捻ることで、大きく儲かる人もいよう。しかし、自分が求めるものはそういったニュアンスではない。もちろん、莫大すぎなければそれなりに儲かったら嬉しいだろう。しかし、真に求めるものは、微々たる延命の繰り返しである。見据えられそうな範囲の生活だけにフォーカスを当てる。その為に想像力のバルブを絞る。想像力が惹きつけるネガティブは計り知れない。想像力でポジティブを生成するにはそれなりの体力を要する。よっていつでもできることではない。
 今日も、怪我していない部分だけで踊ろう。
 

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